ダイハツ新型「ミライース」試乗してみた

スポンサーリンク
試乗記682×171

2代目の「ミライース」は実用燃費の改善と安全性能を向上させて登場

ダイハツの「ミライース」がフルモデルチェンジされ、2代目となるモデルが登場しました。

「ミライース」はコンセプトカー「イース」をもとに開発され、ダイハツのベーシックなポジションを受け持つ車種として、2011年に初代が発売されました。

ダイハツでは「ミライース」の低燃費と低価格は、HVやEVに続く誰でも乗れる第3のエコカーとして位置づけをし、ベーシックな車であるが故の強みを発揮させています。

新型「ミライース」では、これまでの数値的な省燃費性能の追求を止め、実燃費の向上とドライバビリティの改善、安全性能の強化に力が注がれています。

設定されるグレードは、ベーシックなB 、に始まりB“SA-Ⅲ”、 L、 L“SA-Ⅲ”、 X“SA-Ⅲ”、G“SA-Ⅲ”の6グレード展開としています。

ステレオカメラで性能が向上した、安全運転支援システム“SA-Ⅲ”(スマートアシストⅢ)搭載車が、ベーシックグレードから準備されるところに、安全性能強化への取り組みが感じられます。

今回の試乗車となったのは上位から2番目のグレードX“SA-Ⅲ”となっています。

ベーシックカーだがそれを感じさせない塊感のあるスタイリング

フロントはヘッドランプが上段、スモールライトやターンシグナルランプなどを下段に配置した、2段式のヘッドランプユニットが特徴的なデザインでシャープさを感じます。

やや違和感があるのは、フロンントグリル中央の「イース」エンブレムマーク周辺が、逆台形型に凹んでいるのは、スムーズな面構成を見せるにはマイナスな印象です。

試乗はフードガーニッシュ、フロントロアスカート、ドアミラーガーニッシュ、LEDフォグランプキットのオプションが装備され、ノーマルモデルと比較するとスペシャルなスタイルとなっています。

ボンネットフードは水平に近い角度で伸ばされていて長く感じられます。

ルーフはフロントからリアに向けて、なだらかに下がるラインでウエッジシェイプ型のデザインです。

オプションのサイドストーンガードとアルミホイールが装着されています。

リアスタイルも先代と比較するとシャープに感じられるデザインとなっています。

バックドアガーニッシュとマッドガード、リアカメラはオプション設定となっています。

フロントからリアに直線のキャラクターラインが引き締まった印象を与えます。

リアコンビネーションランプからテールゲートにかけてのパーツは、空力特性を向上させる効果を持っています。

ツートーンのインパネは、シンプルながらもベーシックカーとしては、しっかりとした作りとなっています。

マルチインフォメーションディスプレイを組み込まれたメーターパネルは、燃料計のグラフィック表示がグレイカラーで、やや確認し辛い印象です。

メーターパネルを囲むブルーのイルミネーションは、燃費が良い走行状態となるとグリーンへと変わります。

試乗車のX“SA-Ⅲ”グレードではエンジンスタートはキー差し込み式となっています。

シートのデザインと表皮は全グレード同じ仕様とされています。

リアシートの広さは余裕があると言える程ではないですが、大人2人が座れる広さを持っています。

ラゲッジスペースはベーシックカーとして最低限の広さは確保していると思えます。

リアシートの背もたれは一体可倒方式を採用しています。

実用燃費の向上とドライバビリティの改善を目指したとされるKF型エンジンは、最高出力49PS/6,800rpm、最大トルク5.8kg・m/5,200rpmで、JC08モード燃費は34.2km/Lとなっています。

タイヤサイズは155/65R14でタイヤはダンロップエナセーブが装着されています。

オプションを追加するとベーシックカーを超える「ミライース」

試乗車となったX“SA-Ⅲ”は、オプションのエアロパーツとメッキパーツが装備され、マゼンダベリーマイカメタリックのボディカラーと相まって、ベーシックカーとは思えないスペシャリティな雰囲気になっています。

新型「ミライース」では、直線的なラインがシャープさを感じさせますが、オプションパーツを装備することで、その印象がさらに強くなる印象です。

ベーシックで実用的な車種ですが、オプションの装備を加えることで、所有する楽しみも十分に味わえる素性の良さを備えています。

室に内に乗り込んでみると、ツートーンのインパネはデジタルメーターが備わるシンプルなものですが、作りの粗さは感じられません。

X“SA-Ⅲ”グレードでは、チルトステアリングやシートリフターも装備されませんが、ドライビングポジションに強い不満は感じられません。

しかしシートの設定には若干の改善余地があります。

シート座面の角度がフラットに近いためか、お尻の収まり具合が良くありません。

座面の奥、背もたれに近い部分の高さをもう少し低くすると、お尻の収まり具合が良くなり、ゆっくりと落ち着いた座り心地になるものと思われますが、今の状態では時間が経つに連れて前のめり気味になる姿勢を意識させられます。

実用域でのドライバビリティの改善を目指したとされる新型「ミライース」の走りは、残念ながらダイハツ車特有の発進加速の弱さが気になります。

車両重量も先代モデルより軽量化され、CVTの改善も行われていますが従来の走りを払拭するまでには至っていません。

確かに微妙に良くなっているなと感じられ部分もありますが、アクセルのオンオフによるスピードの追随や反応には物足りなさを感じます。

足回りの設定は高いスピード域での安定性を重視したためか、硬さが感じられる乗り心地で、路面の凸凹に対してコツコツとした振動を伝えて来ます。

ベーシックカーなので様々な制約があるとは思われますが、もう少ししなやかさを持たせた乗り心地としたかったところです。

低価格で低燃費を追求した2代目「ミライース」は、ベーシックな車故の作りの難しさを感じさせますが、基本的な性能の積み上げやスタイリングの洗練さは確実に行われており、ダイハツの堅実な車作りを感じさせる車です。

今回試乗したX“SA-Ⅲ”のメーカー希望小売価格は、1,080,000円(2WD)とベーシックカーに相応しい低価格を実現させています。

「ミライース」の予防安全性能を考えてみました。

ダイハツ「ミライース」2017年度予防安全性能評価を考えてみる | tatumiの車探訪記
ダイハツ「ミライース」の2017年度予防安全性能評価が、独立行政法人自動車事故対策機構より発表されました。「ミライース」に搭載される予防安全システムは、スマートアシストⅢでソナーセンサーと、ステレオカメラを組み合わせたシステムです。3代目に発展したスマートアシストⅢの性能は、どのような評価を獲得したのでしょうか
スポンサーリンク
試乗記682×171
試乗記682×171

シェアする

フォローする

関連コンテンツユニット1