ダイハツ「キャディ」試乗してみた

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「キャディ」は乗用車ベースの商用車

ダイハツより楽ラクに使える商用車として「キャディ」が発売されました。

「キャディ」は「ウェイク」をベースとして、商用車仕様に仕上げられています。

ダイハツの商用車はハイゼットが有名ですが、「キャデイ」も商用車(4ナンバー登録)の分類となるため、正式にはハイゼット「キャディ」と名前がつけられています。

「キャディ」が、商用車として開発されたハイゼットと大きく違うのは、エンジンの搭載位置と駆動方式です。

ハイゼットは、運転席、助手席シートの下にエンジンを搭載し、後輪を駆動していますが、「キャディ」では「ウェイク」がベースなので、フロントにエンジンを搭載し、前輪を駆動しています。

エンジン搭載場所の違いは、運転席、助手席シート高とフロア高の違いを生み、「キャディ」はハイゼットよりも、乗り込み易いシートと積み降ろしのし易い、荷室フロアになっています。

加えて、シート下にエンジンを搭載するハイゼットは、熱によるシートへの影響が感じられますが、「ウェイク」ではフロントエンジンのためシートへの影響はありません。

しかし、「キャディ」はそのエンジン搭載位置のため、荷室はハイゼットよりも狭くなっています。

「キャディ」のグレードは、最上位の“X”、中間の“Dデラックス”、ベーシックな“D”があり、全てのグレードで、衝突回避支援システムSA-Ⅱ装着車が選択でき、4WDの選択も可能となっています。

尚、最上位グレードの“X”にはターボエンジンが搭載されます。

今回試乗となった「キャディ」は、ベーシックグレードの“D”でSA-Ⅱが装備される車両です。

ゴツくない商用車「キャディ」

標準仕様では、バンパーにフロントフォグランプは装備されず、簡素な「ウェイク」の雰囲気で、ビジネスライクな仕上げになっています。

ベースの「ウェイク」とほぼ変わらないサイドビューです。商用車と考えれば洒落たデザインとも言えます。

リアコンビネーションランプは、「ウェイク」と違うデザインで、シンプルさを伝えてくる仕様です。

ベーシックグレードの“D”は、カバーがつかないスチールホイールが標準仕様となっています。

「キャディ」のインテリアデザインは、「ウェイク」のベーシーックグレードを、さらにシンプルにした仕様となています。

シートはフルファブリックとなっていいますが、「ウェイク」のような撥水加工は施されていません。

「キャディ」は2シーターで、運転席、助手席後部は荷室となっており、フラットな樹脂フロア仕様となっています。

最大積載量は150kgとハイゼットカーゴ(350kg2名乗車時)と比較すると少ない積載量です。

運転席後部のフロアロックダイヤルです。このダイヤルを操作してフロアを脱着し、スペアタイヤを取り出します。

ロックダイヤルの操作性と確実性は今一歩の感じです。耐久性もやや気になります。

運転席、助手席後部のロックダイヤルを解除し、フロアを取り外すとスペアタイヤと収納スペースがあります。

フロア後部の下にはアンダートランクがあり、収納スペースを確保しています。

KF型エンジンは、最高出力52ps/6.800rpm、最大トルク6.1kg・m/5.200rpmのスペックとなっています。

「ウェイク」のNAエンジンと同じ仕様ですが、商用車としては高回転仕様と言えます。

タイヤサイズは155/65R14サイズで、タイヤはダンロップエナセーブが装着されています。

「キャディ」は4ナンバー商用車登録ですが、乗用車タイプのタイヤが装着されています。最大積載量が関係しているものと思われます。

「キャディ」はNAでは力不足?

「キャディ」に乗り込み走り出してみると、発信加速の遅さが気になってしまいます。

重いボディを小さなパワーで動かすような反応で、アクセルを深く踏み込んでもモワーとした感じで走り出します。

スピードに乗ってしまえば、それなりに走ることは出来ますが、一旦スピードが落ちるとモッサリとした反応になってしまいます。

荷物を全く積んでいない状態で、この反応ですので、荷物を積んでしまえばさらに発信加速は悪くなり、モッサリ感は増すものと思います。

サスペンションはかなり硬めらているようで、段差を乗り越える場合には、締め上げられていることが伝わって来る乗り心地になっています。

積み込む荷物の重量がそれほど重くなく、平坦な道路が多いユーザーなら、NAエンジンでもなんとか使えますが、それ以外のユーザーなら、ターボエンジンを選択したほうが使い勝手が良いと思えます。

女性ユーザーを意識した「キャディ」

「キャディ」は商用車として、これまでにないボディカラーや、「ウェイク」とほぼ変わらないエクステリアデザインで登場して来ました。

衝突回避支援システム、スマートアシストⅡを装備するのも、これまでの軽商用車とは違いを感じさせる仕様で、「ハイゼット」の商用車的なスタイリングや、ボディカラーに満足できないユーザーには興味が沸く車です。

シートへの乗り降りのし易さや、荷室フロアの低床化は、小柄な女性ユーザーには使い易くなっており、運転姿勢や感覚も「ウェイク」と同じですので、馴染み易い商用車と言えます。

人気が今一つ盛り上がらない「ウェイク」を、商用車として売ってしまうダイハツの戦略は、なかなかの発想で商用車選択の幅を広げる1台です。

今回試乗した「キャディ」“D”SA-Ⅱ(2WD)のメーカー希望小売価格は、1.252.800円となっています。

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