ダイハツ「ムーヴキャンバス」試乗してみた

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CAN(できる)+(バス)BUS=CANBUS

新登場 ムーヴ キャンバス ダイハツ公式

ダイハツより「ムーヴキャンバス」が新しく発売されました。

「ムーヴキャンバス」は、軽自動車の多くを占める女性ユーザーの、多様化するニーズにきめ細かく対応し、女性のライフスタイルに寄り添える車として開発されました。

ベースとなったのは、2015年東京モーターショーでコンセプトカーとして発表した、「HINATA(ひなた)」です。

ダイハツが主要なユーザー層と考えているのは、親と同居している30代前後の未婚女性で、このような大人世帯での使用を想定しています。

「ムーヴキャンバス」は、「ムーヴ」と「タント」の間を埋める車種でもあり、「タント」ほど全高を高くしてスペース効率を追求してはいないけれど、「ムーヴ」よりは背が高く室内空間は余裕を感じられる車となっています。

「ムーヴキャンバス」の車名の由来は、英語のCAN(なんでもできる)乗りあえるクルマBUSの組み合わせから、CANBUSのネーミングになっています。

「ムーヴキャンバス」のグレードは

  • G“メイクアップSA-Ⅱ”
  • G“SA-Ⅱ”
  • X“リミテッドメイクアップSA-Ⅱ”
  • X“リミテッドSA-Ⅱ”
  • X“メイクアップSA-Ⅱ”
  • X“SA-Ⅱ”
  • X
  • L“SA-Ⅱ”
  • L

の構成で中間グレードのXに多くのモデルを展開しています。

尚ターボモデルは現在のところ用意されていません。

レトロな雰囲気に愛らしさを感じるスタイリング

メイクアップグレードは、メッキパーツが使われ個性を上手に作り上げています。

Gグレードは、軽自動車初となるステアリング連動LEDヘッドランプ(AFS)を搭載して、夜間ドライビング時の安心感を加えています。

ボンネットを短くデザインし、室内を長く見せるロングキャビンシルエットで、バスの雰囲気を作り出しています。

2トーンのカラーは、VWT1を連想させる使い方です。

全高170mm以下の軽自動車で両側スライドドアは初の採用です。

メイクアップグレードは、リアコンビネーションランプがクリアクリスタルカバーとなっています。

丸みのあるボディに直線的なベルトラインで、素材の良さを引き出すデザインです。

シンプルだけど飽きが来ないインテリアデザイン

ダッシュボードは水平基調で低くデザインされていて、メーターパネルも埋め込まれる形になっているために、前方への視界は非常に良くなっています。

センターに配置されるメーターは、扇型デザインでダッシュボードに埋め込まれていますが視認性は良好です。

タコメーターが装備されるのは、Gグレードのみとなっています。

オプションのパノラマモニターはダイハツ車初装着の装備です。

メイクアップグレードのシートは、専用パイピングのフルファブリックで、柔らかな風合いが質感を高めています。

試乗車のインテリアカラーは、マイルドモカで落ち着きのある上品な雰囲気になっています。

その他のカラーとして、ファインミント、ミストピンクが選択できます。

リアシート下に装備される置きラクレイアウトの収納ボックスは、トートバッグなど倒れ易いものを置くにも非常に便利な装備です。

ラゲッジスペースは、リアシートを最も下げた状態では、手荷物を置くほどのスペースしかありません。

ラゲッジフロアの下には収納スペースがありますが、こちらもそれほど大きなものは積めない容量です。

リアシートを倒してラゲッジスペースを拡大させると、フロアはフロント側が高くフラットにならない構造で使い勝手は今一つです。

搭載されるKF型エンジンは、「ムーヴ」と同仕様のスペックで最高出力52PS/6.800rpm、最大トルク6.1kg・m/5.200rpmなっています。

燃料消費率は重量が重いために「ムーヴ」より劣り28.6km/Lとなっています。

ボンネットフードの開口部は、「ムーヴ」より狭く感じられ整備には苦労しそうです。

タイヤサイズは155/65R14で、タイヤはブリジストンエコピアが装着されています。

素直な操縦性で扱い易い「ムーヴキャンバス」

「ムーヴキャンバス」は、「ムーヴ」より車両重量が90~100kg重く、「タント」の車両重量に近い重さです。

そのために、加速フィーリングは「タント」と同様で、発進加速は重く感じられます。

発進加速は重い「ムーヴキャンバス」ですが、スピードに乗ってしまえばそれ程の不満は無く、快適にドライビングできます。

サスペンションのセッティングも、ストロークを感じさせるソフトなもので、同じスライドドアを持つ「タント」よりも、良い乗り心地となっていて違いを感じます。

この違いをもたらしている大きな要因は、全高が高い「タント」はロールを規制するために、サスペンションを硬くセッティングする必要がありますが、「タント」より全高が低い「ムーヴキャンバス」では、ソフトなサスペンションで対応することが可能となったためです。

全高が低い「ムーヴ」と比較しても、アンダーボディの補強が効果的に行われているために、「ムーヴキャンバス」の乗り心地は同等のレベルで、背が高くなったための悪影響は感じられません。

ハンドリングは、女性を意識してか全域で軽さを感じるセッティングです。

試乗車にはオプションの、ハンドルカバーが装着されていましたが、これを使用前提に考えれば軽いセッティングで良いのですが、やや落ち着きに欠ける操舵感です。

しかし、ダイハツ車特有のキャスターアクションは少なく、その面では扱い易いステア特性で素直さを感じる車です。

発進加速では車両重量とエンジン特性のために、どうしても高回転域を使用する場合が多いのですが、エンジンノイズの侵入も許容できる範囲で、室内の静粛性は良く保たれていています。

スタイルと装備で話題が先行している「ムーヴキャンバス」ですが、乗り心地を含む基本性能もしっかりと押さえていて、上質の軽自動車の資質は十分に備えています。

気になるのは、「ムーヴ」には備わるDアシストが「ムーヴキャンバス」には装備されなかったことです。

車両重量が重い「ムーヴキャンバス」や「タント」には、動力性能を補う便利な装備になると思われますが、どちらの車種にも採用されないのは残念なところです。

「ムーヴ」の基本性能、「タント」の機能、「ココア」のお洒落さを取り入れた「ムーヴキャンバス」は、「ムーヴ」「タント」「ココア」のいいとこ取りベストミックスと、ダイハツが胸を張るのも頷ける仕上がりで、多くの女性の支持を集めそうです。

今回試乗した、トップグレードGメイクアップ“SA-Ⅱ”のメーカー希望小売価格は、1.544.400円(2WD)で、メッキパーツ、AFSヘッドランプ、インテリアアクセントカラー、両側ワンタッチパワースライドドア、2トーンカラードフルホイールキャップなどが標準で装備されます。
「ムーヴキャンバス」のお勧めのグレードを考えたのはこちらの記事です。

ダイハツ「ムーヴキャンバス」はメイクアップグレードが買いです | tatumiの車探訪記
ダイハツ「ムーヴキャンバス」は、愛らしいスタイリングにスライドドアの機能性と良い乗り心地で、女性層を強く意識しています。「ムーヴキャンバス」はメッキパーツを使ったメイクアップグレードと、メッキパーツを装備しないシンプルなグレードに分けられます。それぞれのグレードと全てのグレードでおすすめのモデルを考えてみます。
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