ホンダ「フィット・ハイブリッド」(2017/6MC)試乗してみた

スポンサーリンク
試乗記682×171

「フィット」ハイブリッドモデルはどう進化したか

2013年に登場した3代目「フィット」が、4年目を迎えマイナーチェンジが実施されました。

今回のマイナーチェンジでは、目に見えない部分にも大きな改良が施され、ボディ剛性の強化やショックアブソーバーの設定最適化で、トータルなパフォーマンスを高めています。

このマイナーチェンジで進化した「フィット」のガソリンモデルに続いて、売れ筋とされるハイブリッドモデルの試乗を行ってみました。

ハイブリッドモデルはガソリンモデルと比べて、走行性能にどのような違いがあるのか、確かめてみたいと思います。

試乗したグレードはスポーティーな仕様のハイブリッド “S” です。

“S”グレードは空力特性を高めるスポーティなスタイル

“S”グレードは専用のスポーティフロントバンパーが装着され、フォグランプも丸形のものが採用されています。

バンパーは前方に伸ばされ、追加されたピアノブラックのアンダースポイラーが、空力効果を高めています。

サイドから見るとフロントバンパーが長くなり、前方に延ばされたのが良く分かります。

サイドシルガーニッシュも標準装備となっています。

リアバンパーはディフューザー形状のロアスポイラーが追加され、フロント同様に空力を向上させています。

大型のテールゲートスポイラーが装着されスポーティな雰囲気を高めています。

燃焼効率を改善した1.5ℓLEB型エンジンは、最高出力110PS/6,000rpm、最大トルク13.7kgf・m/5,000rpmのスペックです。モーターパワーがプラスされたシステム最高出力は137PS、最大トルク17.3kgf・mです。

“S”グレードのタイヤサイズは185/55R16で、タイヤはダンロップSPスポーツ2030が装着されています。

標準装備の本革巻のステアリングは、触感が良く手に馴染む仕上げになっています。

メイターパネルは、中央にスピードメーター、左側にパワーメーター、右側にはマルチインフォメーションディスプレイの配置で、マルチインフォメーションディスプレイには、Honda SENSINGの設定項目も表示されます。

ステンレス調のスポーツペダルも“S”グレードには標準装備となります。

ブラックコンビシート&専用インテリアで、スポーティな仕上げで質感を高めた仕様としています。

ハイブリッドモデルはクラスを超える落ち着きの走り

「フィット」のハイブリッドモデルに乗り直ぐに感じるのは、落ち着きのある走りです。

その大きな要因と思えるのが車両重量の違いで、ハイブリッドモデルはガソリンモデルよりも100kg(Sグレードでの比較)重くなっています。

このため、改良を施されたダンパーを持つサスペンションに加重が掛かり、補強で剛性が増した取付部はそれを支え、しっかりとストロークさせているのが感じられます。

落ち着きがある走りと表現してしまうと、鈍重な車だと誤解を招きそうですが、決して重さを感じさせる走りでは無く、コンパクトカーらしい俊敏性は従来通りの走りです。

ステアリングは相変わらずクイックな反応で、車はそれに良く追随し応えて来ます。

車両重量の違いは、乗り心地にも違いを生み出していて、ハイブリッドモデルはガソリンモデルよりも、一クラス上の車に感じられます。

低扁平のタイヤを装着しているにも関わらず、尖った突き上げ感が無く、路面からの入力はマイルドに抑えられています。

さらに遮音ガラスや、ダッシュボードに吸音材などを追加したことによる、静粛性を高めた室内は、クラスを超える上質な空間を作り出しています。

7速のDCTはギクシャクとした動きが無くなり、微低速でもスムーズに加減速を繰り返し、カックンとしたブレーキフィールは、自然で素直な効き味を示すようになり、熟成が進んでいることを改めて感じさせます。

クラスを超えると感じる「フィット・ハイブリッド」ですが、少し気になるのはステアリング切り始めの、サスペンション初期ロールの速さです。

ガソリンモデルでも感じられたのですが、ハイブリッドモデルでは車両重量が増しているためか、それよりも速く感じられます。

初期のロールが収まると、そこから先はジワッと沈み込み安定するので、不安は無くなるのですが、その動作が読めない最初は、ステアリングを操作する手に力が入ります。

加えてもう一つ気になるのはエンジン高回転域での音の侵入です。

市街地を走るような通常のスピード域では、静かな空間を作り出している「フィット」ですが、エンジンの高回転域を使うような走りをすると、車内はそれなりに騒々しく賑やかになります。

この高回転域エンジン音の侵入は、クラスとして特別に煩い訳ではないのですが、通常良く使う回転域が静かなために少々残念に思える部分です。

今回試乗した「フィット」ハイブリッド “S ”Honda SENSINGのメーカー希望小売価格は、2,205,360円(FF)となっています。

「フィット」のお勧めグレードを考えたのはこちらの記事です。

ホンダ「フィット」(2017/6mc)お勧めグレードを考えてみる | tatumiの車探訪記
マイナーチェンジされ最新の Honda SENSING を搭載した「フィット」の発売が開始されました。「フィット」はハイブリッドモデルと、ガソリンモデルをラインアップに揃え、コンパクトカーらしからぬ広い室内と、切れのある走りを実現させています。この「フィット」の装備を比較しお勧めのグレードを考えてみました。

「フィット HYBRID・S Honda SENSING 」の予防安全性能が公表されました。

ホンダ「フィット」2017年度予防安全性能評価を考えてみる | tatumiの車探訪記
マイナーチェンジを行い 、Honda SENSING を搭載したホンダ「フィット」の、予防安全性能評価が自動車事故対策機構から公表されました。実車を使用し2017年度における4つの項目、対車両、対歩行者への被害軽減ブレーキ、車線はみ出し(逸脱)抑制、後方視界情報についてポイント制の得点として評価しています。

「フィット」の見積りを行った記事はこちらです。

ホンダ「フィット」(2017MC)見積りしてみた
2017年6月にマイナーチェンジが実施されたホンダ「フィット」の見積もりを行ってみました。見積りを取ったグレードはスポーティな外観に仕上げられた、HYBRID S とガソリンモデルの13G・S です。「フィット」はマイナーチェンジ後、販売も順調で好調の模様ですが、乗り出し価格はどの程度となったのでしょうか。
スポンサーリンク
試乗記682×171
試乗記682×171

シェアする

フォローする

関連コンテンツユニット1