ホンダ新型「N-BOX」カスタム(2017FMC)試乗してみた

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注目の「N-BOX」がフルモデルチェンジして登場

2017年の新型車で熱い注目を集める1台、ホンダ「N-BOX」がフルモデルチェンジされ登場しました。

2011年発売の初代から人気を集め売れ続ける「N-BOX」の、2代目となるモデルは80kgも軽量化されており、これがどのような進化に結びついているのか興味が沸くところです。

今回試乗となったのは「N-BOX  Custom」G・L ターボ Honda SENSING です。

先代「N-BOX」のキープコンセプトを踏襲したスタイリング

新型ではヘッドライトを上下二段とし、フロントの開口部は逆台形型とされています。

フロントバンパーのコーナーは、角張ったものから丸みを持たせて、厚みを感じさせるものへと変化しています。

フォグランプは丸形から、四角く囲まれた中に小型の丸形LEDが配置されるデザインとなっています。

アルミホイールのデザインを除くとサイドからは、一見して新型の「N-BOX」と認識するのは、難しい程の先代イメージを引き継いでいます。

リアコンビネーションランプは縦に大きくなり、クリスタルカバーのレンズは、有機的な独特なデザインです。

新型「N-BOX」ではボディのコーナーに、丸みを持たせることでふくよかさが生まれて、実際のサイズよりも大きさを感じます。

S07B型ターボエンジンは、軽自動車初の電動ウェストゲートを採用し、最高出力64PS/6,000rpm最大トルク10.6kgf・m/2,600rpmの性能となっており、僅か2,600回転で最大トルクを発生する、扱い易い特性を持っています。

燃費性能は25.0km/Lとなっています。

ブラック塗装された切削加工のホイールは、165/55R15サイズでタイヤはブリジストンエコピアが装着されています。

水平基調で仕上げられたインパネはメーターの視認性を改善

水平基調のインパネはトレンドを感じさせるのですが、運転席側と助手席側ではややアンバランスな印象です。

新型「N-BOX」は広い室内空間に質感をプラス

プライムスムース&トリコットのコンビシートは、ブラック×バーガンディカラーで渋めの質感を出しています。

リアシートは先代よりも座面の厚みが増し、乗り心地を大きく向上させています。

「N-BOX」の長所の一つリアシートの広大な足元空間は、新型にも受け継がれています。

ラゲッジスペースの開口部が、フロアに近くなるほど狭くなるのは先代「N-BOX」と同じで、積載性では不利な形状です。

ラゲッジフロアの下には小さな小物入れがあります。

リアシートを倒しラゲッジスペースを広げたフロアは、リアシートの厚みを持たせたために、先代モデルよりもシート部分が高くなっており、使い勝手では劣る印象です。

僅かだが改良の余地もある新型「N-BOX」

対面した新型の「N-BOX」は、先代のイメージを強く残しつつも、ボディの角となる部分に丸みを持たせた、膨らみを感じるスタイリングになっています。

乗り込んだ室内はメーターパネルが高い位置となり、見易さが増し視認性が向上しているのですが、メーターナセル上端が気になる高さです。

加えてナビゲーションパネルが前方へ少し出ていますので、先代「N-BOX」と比べると圧迫感を与えるインパネに思えます。

フロント視界確保のために、Aピラー外側を細くして一定の効果を上げているのですが、右折の場合に一番視界を妨げているのは、Aピラー内側の部分なので、これを細くしないと根本的な視界改善には結びつかないと思われます。

さらにサイドビューサポートミラーが見難くなり、どの部分を確認させたいのかが明確で無く、映し出される部分も小さく良く分かりません。

インテリアはブロンズ塗装されたガーニッシュと、ブラック×バーガンディのシートが、落ち着いた雰囲気で渋さを感じさせる仕上がりです。

カスタム系のドアオーナメントパネルは、ブロンズ塗装となっています。

エンジンのスタートスイッチは、誤操作を防ぐためかレイアウトの都合上なのか、ステアリング右側の低く奥まった場所に設置され、操作性には少々難がある仕様です。

走りは軽スパーハイトワゴンの枠を飛び越えてしまう

新型となった「N-BOX カスタム」ターボを走らせてみると、スパーハイトワゴンらしからぬ、安定感の高さに驚かされます。

背の高い車にありがちな、ロールの大きさから来る重心の高さが感じられず、カーブでも不安なく抜けられるのです。

この走りは幅が狭い軽自動車の、背が高い車としては異色のレベルで、コンパクトカーなどと遜色が無い走行感覚です。

ステアリングの反応もバランスが取れていて、前に加重が掛かるような曲がり方になりがちな車ですが、車全体が切った方向に素直に曲がるスムーズさがあります。

新型「N-BOX」では自動的に内輪にブレーキが効き、コーナリングをサポートし安定させる、アジャイルハンドリングアシストが、効果的に作用しているのも大きな要因と思われます。

この安定感とともに改善されているのが、発進加速の軽快さと加速した場合の反応の良さです。

僅か2,600回転で最大トルクを発生させるターボエンジンは、フラットなトルク特性と、軽自動車初となる電動ウェストゲイトの効果で、ジェントルですが確実に車を加速させます。

信号停止からの発進では少ないアクセル踏み込み量で、直ぐに法定速度を飛び越えてしまう速度に達してしまいます。

優れた軽快さは、改良されたCVTの繋がりの良さも大いに貢献していて、先代「N-BOX」のワンテンポ遅れて、ゴムが伸びたような加速するもどかしさが払拭されています。

気になるのはアイドリングストップから、エンジンが立ち上がり加速させる場面で、ギクシャクとした動きになることです。

信号で停止しようとスピードを緩めると、車が停止する前にエンジンが停止するのですが、車が完全に停止する前に加速を始めるとこの症状が出ます。

スズキの車は人の意に近いスムーズな制御をしますので、この辺りは改善の余地がある部分です。

軽自動車では無い乗り心地と静かさ

乗り心地は先代から比べると、硬さが取れしなやさを感じさせるものへと変化しています。

路面状態が悪いと低扁平率タイヤ特有の、コツコツとした振動は伝わるのですが、通常の路面状態では、省燃費タイヤを履いているとは思えないしなやかな乗り心地です。

これはサスペンションに新たに組み込まれた、高性能のショックアブソーバーからもたらされれており、先代「N-BOX」からは隔世の感があります。

室内の静粛性でも大幅な改良が加えられており、軽自動車が持つ室内への安っぽい音の侵入がありません。

ターボエンジンと言うこともありますが、エンジンの音は遠くの方で聞こえていて、直接的な音の伝わりが無く、ロードノイズの遮断も良く行われています。

プラットフォームを全くの新設計とし、シーム溶接や高粘度接着剤の使用でボディ剛性を高めたされる効果が如実に感じられます。

軽スーパーハイトワゴンの枠を、飛び越えてしまったと思える新型「N-BOX  Custom」G・L ターボ Honda SENSING のメーカー希望小売価格は1,895,4000円(FF)となっています。

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