photo:本田技研工業 URL:https://www.honda.co.jp/
ホンダが軽ハイトワゴン「N-WGN」のフルモデルチェンジを行い、新型モデルを2019年7月18日に登場させます。
「N-WGN」は新生Nシリーズの第3弾として、2013年9月に初代が誕生し、ダイハツ「ムーヴ」スズキ「ワゴンR」日産「デイズ」などをライバルとして、激しい販売競争を繰り広げています。
ホンダの軽自動車として「N-WGN」は、やや影の薄い存在となっていますが、新型モデルでは大ヒットとなっている2代目「N-BOX」の、ノウハウを注ぎ込み開発されたと考えられ、軽自動車の枠を超えた高い性能をもつことが予想されます。
新型「N-WGN」はレトロな雰囲気が漂う愛嬌のある顔つき
シリーズのラインナップはこれまでと同じ、ノーマル系とカスタム系を用意し、スクエアな形のフロントに、「N-WGN」は丸形のヘッドランプを採用し、「N-WGN Custom」は角型タイプを装着します。
「N-WGN」はシンプルでスッキリとしたデザインで仕上げられていますが、「N-WGN Custom」はフロントグリルが大きくされ、シルバー加飾が使われるとともに、バンパーの形状が変えられ精悍さを強調する顔つきです。
室内は水平基調の直線的なデザイン
室内はこれまでの丸みを帯びたインパネ形状から、水平基調の直線的なデザインへと変えられ、特にセンターは張り出しが少なく、空調コントロールスイッチもコンパクトにまとめられています。
これにより運転席、助手席は広がりのある空間を実現しまた、ホンダの軽自動車としては、初のテレスコピックステアリングを備え、最適なドライビングポジションに調整することが可能となっています。
荷室は上下を分けた使い方が可能
ラゲッジスペースはセンタータンクレイアウトを採用するため、低いフロアとすることができ、そのため上下2段に分けた使い方を可能としています。
Honda SENSINGは渋滞追随付ACCを搭載
新型「N-WGN」が搭載するHonda SENSINGでは
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故軽減ステアリング
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- 路外逸脱抑制機能
- 渋滞追随機能付ACC(アダブティブ・クルーズ・コントロール)
- LKAS(車線維持支援システム)
- 後方後発進抑制機能
- オートハイビーム
を装備します。
Honda SENSINGの渋滞追随機能付ACC(アダブティブ・クルーズ・コントロール)は、これまでホンダ車の一部の車種にだけ装備されていたため、ライバルに対してやや遅れた部分となっていましたが、「N-WGN」ではこれが解消されています。
その他では駐車時にクルマの後方にある障害物を検知し、音と表示により注意を促すパーキングセンサーシステムや、停車中にブレーキペダルを踏むことなく停車状態をキープし、そのままアクセルを踏むとブレーキが解除され、発進可能となるオートブレーキホールドも搭載されます。
ボディカラーは「N-WGN」「N-WGN Custom」ともに2トーンカラーを用意
「N-WGN」
- プラチナホワイトパール
- ルナシルバーメタリック
- クリスタルブラックパール
- ミラノレッド
- ピーチブロッサムパール
- プレミアムアガットブラウンパール
- プレミアムアイボリーパールⅡ
- ガーデングリーンメタリック
- ホライズンシーブルーパール
- ピーチブロッサムパール&ホワイト
- プレミアムアガットブラウンパール&ホワイト
- ガーデングリーンメタリック&ホワイト
- ホライズンシーブルーパール&ホワイト
「N-WGN Custom」
- プラチナホワイトパール
- シャイニンググレーメタリック
- クリスタルブラックパール
- ミラノレッド
- プレミアムアガットブラウンパール
- ミッドナイトブルービームメタリック
- プレミアムベルベットパープルパール
- プラチナホワイトパール&ブラック
- ミラノレッド&ブラック
- ミッドナイトブルービームメタリック&シルバー
- プレミアムベルベットパープルパール&シルバー
ボディカラーは「N-WGN」に単色で9色、2トーンで4タイプが用意され、「N-WGN Custom」では単色7色、2トーン4タイプが準備されます。
これまで2トーンカラーが選べるのは「N-WGN Custom」のみで、ルーフもブラックカラーに固定だったため、魅力に欠ける部分がありましたが、「N-WGN」でもカラフルな2トーンカラーを選ぶことが可能となりました。
軽自動車の人気はスーパーハイトワゴンに集まっていますが、新型の「N-WGN」はハイトワゴンの良さを、再認識させる魅力を備えており、今後の巻き返しが期待されます。