マツダのクリーンディーゼルはやっぱり凄かった

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VWのディーゼル車不正排気ガス問題は国際的に波及

国際的なニュースとなって衝撃を与えた、VWディーゼルエンジン搭載車の排気ガス不正問題を受けて、国土交通省による、ディーゼルエンジン搭載車の排気ガス試験が実施されました。

VWは基準値を上回る排気ガスを排出していたにも係わらず、不正なエンジン制御プログラムソフトを組み込み検査をすり抜けていました。

今回、国土交通省が排気ガス検査をするに当たって、国産メーカーでも不正なプログラムを用いて、排気ガスの基準をクリアしていないかが大きな焦点となっていました。

調査対象の車となったのは、トヨタランドクルーザープラド・ハイエース(貨物)、日産エクストレイル、マツダデミオ・CX-5、三菱デリカD5となっています。

調査の方法は、車を停止させた状態で行う台上試験と、実際に走行中の排気ガスの状態を調べる路上走行試験の両方が行われています。

マツダのクリーンディーゼルは断トツの性能を記録

出典:国土交通省排出ガス路上走行試験等結果

この国土交通省の試験結果によると、マツダ「CX-5」「デミオ」のディーゼルエンジンが排出するNOxの量は、停止状態の台上試験と路上での走行試験の値が、ほぼ変わらない値を記録しています。

日産エクストレイル、三菱デリカD5、トヨタランドクルーザープラド・ハイエース(貨物)などは、走行中の値が台上試験の2~10倍に変化しており、走行中はNOxの排出量が大幅に上昇している事を考えると、マツダのクリーンディーゼルがいかに優秀かが分かります。

低圧縮のディーゼルエンジンなんて誰も考え無かった

SKYACTIV-D(ディーゼルエンジン) ~マツダ開発担当者による技術説明~

他の自動車メーカーが、ディーゼルエンジンの排気ガス浄化で苦しんでいる中で、なぜマツダだけが、走行中でも規制値に近い排出量にする事が出来ているのでしょうか。

それは浄化装置を取付けなくても、NOxの排出量を基準値に収める事の出来る、SKYACTIV-Dエンジンにあります。

ディーゼルエンジンは、高圧縮によって燃費やエンジン出力に好影響を与えていますが、高圧縮とすることにより、排気ガス中のNOxが増加する宿命も背負っています。

高圧縮とし高いエンジン出力と燃費性能を実現させ、排気ガスは浄化装置によって規制値をクリアするのが一般的な手法とされています。

しかし、浄化装置による排気ガス浄化は、燃費を悪くする一面があり、技術的に相反する事を両立させなければなりません。

そこでマツダは、ディーゼルエンジンの排気ガスをクリーンにするために、高圧縮としないエンジンの開発に着手します。

高圧縮にすればするほど、効率が上がると考えられていたディーゼルエンジンですが、圧縮比を下げて、効率を追求するいう逆転の発想とも思える手法にチャレンジしたのです。

ガソリンエンジン並みの低圧縮とする事で、燃料を最良に近い状態で燃焼させる事が可能となり、浄化装置を装着しなくても、NOxの排出を規制値に押さえる事に成功したのです。

マツダのクリーンディーゼルは、他社ディーゼルエンジンのように、浄化装置の作動により排気ガスを浄化する方式ではないのですから、不正ソフトを搭載する必要も無かった訳です。

このようにして誕生したSKYACTIV-Dエンジンは、他社の追随を許さないクリーンディーゼルエンジンなのです。

トヨタがハイブリッド技術と引き換えに、業務提携をするのも頷けるところです。

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