自動車保険の年代別保険料相場を調査

自動車保険は契約する車両や契約者の年齢また、補償内容などさまざまな要因で保険料が変わります。この中でも年齢条件は保険料に影響する割合が高く、同じ補償内容でも大きな差がでます。

これは自動車保険がリスクに合わせて保険料を算出する、リスク細分型を採用し保険料を決めているためです。そのため、事故率の多い年代は保険料が高くなり、逆に低い年代は保険料が安くなります。

ここでは年代別にれぞれの平均的な保険料の相場を調べてみます。

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試乗記682×171

年代別の自動車保険料の相場

年代別の保険料を算出するにあたり、条件を同じにする必要があるので、補償内容を次のように設定し、通販型の自動車保険会社5社、代理店型自動車保険会社4社の見積りから平均を出します。

  • 車種 プリウス zvw52
  • 対人賠償 無制限
  • 対物賠償 無制限
  • 対物超過特約
  • 人身傷害保険 3000万円(車内型)
  • 弁護士費用特約(自動車事故のみ)
  • 車両保険 一般型 保険金額420万円 5-10万免責
  • 保険等級 6等級
  • 免許証の色 グリーン
  • 使用区分 日常・レジャー使用
  • 走行距離 10,000km以下(距離区分のある損保が対象)
  • 運転者限定 本人・配偶者限定

10代・20歳は40代の4倍に近い保険料

(年一括払い)

車両保険あり車両保険なし
10代・20歳372,525円152,492円
20代   186,281円76,788円
30代      111,107円48,291円
40代102,034円43,665円
50代104,826円44,620円
60代   117,112円49,471円
70代139,446円58,385円

10代・20歳の保険料が一際高く突出し、損保各社がこの年代の自動車保険の引き受けに、非常にリスクが高いと、判断していることがわかります。20代の保険料が10代・20歳の保険料の半分程度となることからも、10代・20歳の事故率の高さが窺えます。

また、40代になると保険料は最も安くなり、10代・20歳の4分の1程度まで下がります。さらに、この保険料は等級を6等級に固定し計算しているので、通常であれば年齢が高くなるにつれて、保険等級が上がり割引が多くなります。そのため、保険料の差はさらに広がる可能性があります。

40代が保険料の安くなるピークで、その後は年齢が高くなるにつれ保険料は上昇して行きます。50代にかけては僅かな上昇ですが、60代では大きく保険料が高くなり、70代ではさらにそれが顕著になります。

このことから、年齢が上がるに連れて事故率が高くなっていることが窺えます。

損保会社別の保険料

年代別の平均的な相場となる保険料は算出しましたが、この相場の基となった損保会社の年代別の保険料を確認してみます。

損保会社は通販型と代理店型の別に、年代別の平均保険料も算出し、通販型と代理店型の比較も行っています。

試算した損保会社の年齢条件は次のように規定されています。

損保会社年 齢 区 分
三井ダイレクト損保全年齢補償21歳以上26歳以上35歳以上
ソニー損保全年齢補償21歳以上26歳以上30歳以上
イーデザイン損保全年齢補償21歳以上26歳以上30歳以上
そんぽ24全年齢補償21歳以上26歳以上35歳以上
セゾン自動車火災1歳刻み
三井住友海上全年齢補償21歳以上26歳以上35歳以上
東京海上日動全年齢補償21歳以上26歳以上35歳以上
損保ジャパン日本興亜全年齢補償21歳以上26歳以上35歳以上
あいおいニッセイ同和損保全年齢補償21歳以上26歳以上35歳以上

多くの損保会社が全年齢補償、21歳以上、26歳以上、35歳以上としているのですが、ソニー損保とイーデザイン損保は、26歳以上の区分が狭く、その次にくる最も高い年齢区分が30歳から始まるので、30歳から34歳までの人は保険料が安くなる可能性があります。

また、セゾン自動車火災は年齢区分で保険料を算出していません。契約を開始する年齢が保険料に反映する、1歳刻みの細かな区分で保険料を算出しています。

10代~20歳の損保会社別保険料

試算した損保会社9社の10代・20歳の保険料を確認してみます。

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保297,140102,010
ソニー損保付帯できない167,430
イーデザイン損保328,150 128,860
そんぽ24487,230  175,800
ゼゾン自動車火災見積り不可見積り不可
代理店型三井住友海上付帯できない168,480
東京海上日動  374,150164,030
損保ジャパン日光興亜  357,040142,840
あいおいニッセイ同和損保  391,440170,490

車両保険あり車両保険なし
平均保険料通販型代理店型通販型代理店型
370,840円374,210円143,525円161,460円

10代・20歳の車両保険を付帯させた平均保険料は、通販型と代理店型での差は大きなものではありませんが、車両保険なしでは保険料の差が大きくなっています。

損保会社別にみても三井ダイレクト損保は、他の損保会社より保険料が安く通販型の強みを出しています。損保ジャパンは代理店型ですが通販型に近い保険料で、代理店型でも条件により、通販型と変わらない保険料になることがわかります。

また、そんぽ24は通販型ですが、試算を行った損保会社の中では最も保険料が高く、代理店型を遥かに超える保険料で、親会社の損保ジャパンよりも高い金額です。

ソニー損保と三井住友海上は、10代・20歳の車両保険は付帯できない規定で、この年代のリスクの高さを警戒しています。ゼゾン自動車火災は保険の性格から、10代・20歳の保険契約そのものを受け付けていません。

車両保険なしでは通販型が安い

車両保険を付帯しない場合の平均保険料は、通販型が安く、一般的に考えられている保険料の差になっています。しかし、損保会社を個別にみると、ソニー損保とそんぽ24は通販型ですが、代理店型と同じかそれ以上の保険料となっていて、通販型=安いのではないことがわかります。

10代・20歳の自動車保険は、三井ダイレクト損保が安く、次にイーデザイン損保と続いていますが、その他の損保では保険料が拮抗しています。保険料を重視する場合にでも、通販型だけでなく、代理店型も含めて比較検討するのがこの世代では大切です。

20代の損保会社別の保険料(24歳での試算)

20代の損保会社別での保険料は次の通りです。試算した年齢は24歳で21歳~25歳までの区分に入る年齢としています。

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保162,76058,500
ソニー損保 198,58076,480
イーデザイン損保175,53070,910
そんぽ24225,09084,190
ゼゾン自動車火災 171,380   67,820 
代理店型三井住友海上192,87087,110
東京海上日動179,31083,850
損保ジャパン日光興亜180,56077,050
あいおいニッセイ同和損保190,45085,190

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
 186,668(円)   185,797(円)71,580(円)83,300(円)

20代平均保険料の車両保険ありでは、代理店型が安くなり意外な結果です。この世代でも通販型の保険が、必ず安くなる訳ではないようです。

損保会社を個別にみると、通販型の三井ダイレクト損保は10代・20歳に続き、最も安い保険料となっていますが、通販型でもソニー損保とそんぽ24は、車両保険ありでは代理店型を超える保険料になっています。

保険料重視であれば三井ダイレクト損保などの、価格を追求した損保会社になると思われますが、20代も通販型と代理店型の保険料の差が少なく、両方のタイプから広く保険を選ぶことができます。

車両保険なしでは通販型の保険料が安く、価格重視や補償と保険料のバランスを考えるなら通販型の損保です。

30代の損保会社別の保険料(31歳での試算)

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保     81,52033,720
ソニー損保111,45044,260
イーデザイン損保100,30043,300
そんぽ24128,86048,950
ゼゾン自動車火災    88,93042,470
代理店型三井住友海上127,23057,710
東京海上日動   124,82056,410
損保ジャパン日光興亜   116,09051,800
あいおいニッセイ同和損保120,77056,000

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
102,212円122,227円42,540円55,480円

30代車両保険ありでの平均保険料は、通販型が安くこれまでの10代・20歳、20代の代理店型との保険料差とは違います。

損保会社別では10代・20歳、20代と、代理店型を超える保険料であったソニー損保も、安い保険料になり、そんぽ24を除くと通販型が代理店型の損保より、全て安い保険料になっています。

代理店型では損保ジャパン日光興亜の保険料が最も安く、次にあいおいニッセイ同和損保の順です。

車両保険なしではそんぽ24を含めて、通販型損保の保険料が安く、最も安いのは三井ダイレクト損保で、最も高いのは三井住友海上の保険料です。

40代の損保会社別の保険料(45歳での試算)

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保78,11032,400
ソニー損保109,79041,420
イーデザイン損保84,34035,440
そんぽ24127,71045,960
ゼゾン自動車火災 71,33033,770
代理店型三井住友海上117,56053,760
東京海上日動  112,18051,810
損保ジャパン日光興亜103,12045,250
あいおいニッセイ同和損保114,17053,180

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
94,256円111,757円37,790円51,000円

40代での通販型と代理店型の平均保険料は、車両保険ありでは30代より縮まり、車両保険なしでは同じような保険料の差になっています。

損保会社別では10代・20歳~30代まで、最も安い保険料であった三井ダイレクト損保を、車両保険ありではセゾン自動車火災が下回り、車両保険なしでも非常に接近した保険料になっています。

代理店型での保険料は最も安いのが損保ジャパン日光興亜で、最も高い三井住友海上の順です。

代理店型で最も安い損保ジャパン日光興亜は、車両保険ありで通販型のソニー損保、そんぽ24よりも安い保険料になっています。

50代の損保会社別の保険料(55歳での試算)

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保77,24031,660
ソニー損保112,41041,530
イーデザイン損保見積り不可見積り不可
そんぽ24121,44044,980
ゼゾン自動車火災  71,07033,060
代理店型三井住友海上125,06055,100
東京海上日動  112,55052,910
損保ジャパン日光興亜 105,69045,630
あいおいニッセイ同和損保113,15052,090

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
95,540円114,112円37,807円51,432円

50代での通販型と代理店型の平均保険料の差は40代と同程度の開きです。

損保会社を個別にみると、40代とこの年代に力を入れているセゾン自動車火災が、車両保険ありでは40代に続き最も安く、車両保険なしでは三井ダイレクト損保が最も安くなっています。しかし、保険料は非常に接近しています。

イーデザイン損保は、この年代を重視するセゾン自動車火災と全く逆の方針で、55歳で6等級グリーン免許では、保険契約はできないもしくは、補償内容に制限がかかる規定にしています。

代理店型損保の保険料は、40代と同じ序列となっていますが、車両保険ありでは50代でも損保ジャパン日光興亜は、ソニー損保、そんぽ24よりも安い保険料です。

60代の損保会社別保険料(65歳での試算)

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保93,82036,320
ソニー損保128,52046,330
イーデザイン損保見積り不可見積り不可
そんぽ24  137,38051,520
ゼゾン自動車火災 80,43038,450
代理店型三井住友海上130,45057,820
東京海上日動  121,13056,720
損保ジャパン日光興亜 119,35051,150
あいおいニッセイ同和損保 125,82057,460

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
110,037円124,187円43,155円55,787円

60代の通販型と代理店型の平均保険料の差は、車両保険ありでは50代よりも縮まっていますが、車両保険なしでは同程度の保険料の開きです。

損保会社別にみると車両保険ありでは、引き続きセゾン自動車火災が最も安く、車両保険なしでは三井ダイレクト損保が最も安い保険料です。

代理店型では変わらず損保ジャパン日光興亜が安く、高いのは三井住友海上の保険料です。この年代でも損保ジャパン日光興亜は、通販型のソニー損保、そんぽ24より安い保険料になっています。

イーデザイン損保はこの年代でも引き続き、6等級グリーン免許では、保険契約はできないもしくは、補償内容に制限がかかる規定にしています。

70代の損保会社別保険料(75歳での試算)

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保101,49039,530
ソニー損保174,10062,190
イーデザイン損保見積り不可見積り不可
そんぽ24161,82060,660
ゼゾン自動車火災97,81046,280
代理店型三井住友海上150,94067,020
東京海上日動  134,22062,190
損保ジャパン日光興亜151,61064,350
あいおいニッセイ同和損保143,58064,860

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
133,805145,08752,16564,605

70代での通販型と代理店型の平均保険料の差は、車両保険ありでは60代よりもさらに縮まり、通販型の保険料が代理店型の保険料に接近しています。車両保険ありでは60代と同程度の保険料の差です。

この年代になると保険料も高くなり始め、事故率が多くなっていることがわかります。

損保各社の保険料車両保険ありでは、70代でもセゾン自動車火災が最も安く、車両保険なしでは三井ダイレクト損保が最も安い保険料です。

また、通販型ですがソニー損保の車両保険ありでの保険料が最も高く、この年代の引き受けにリスクが高いと判断しています。車両保険なしでは三井住友海上が最も高い保険料です。

40代20等級ゴールド免許での保険料

これまでは、6等級グリーン免許に統一し保険料を比較してきましたが、最も安くなる40代(45歳)の保険料を、現実的な条件に近い20等級ゴールド免許で比べてみます。

(事故有係数適用期間0年 前年事故無し)

損保会社車両保険あり(円)車両保険なし(円)
通販型三井ダイレクト損保34,81014,590
ソニー損保41,32015,790
イーデザイン損保31,76015,510
そんぽ2447,98019,130
ゼゾン自動車火災31,20015,510
代理店型三井住友海上49,27023,530
東京海上日動45,54021,210
損保ジャパン日光興亜45,84021,720
あいおいニッセイ同和損保45,35020,710

平均保険料車両保険あり車両保険なし
通販型代理店型通販型代理店型
37,414円46,500円16,106円21,792円

この試算での結果、車両保険ありではセゾン自動車火災が最も安く、三井住友海上が最も高い保険料です。

車両保険なしでは三井ダイレクト損保が最も安く、最も高いのは三井住友海上の保険料です。

平均保険料の差は、通販型は等級が進むと割引率が高くなり広がると予測したのですが、実際には考えていたほどの、保険料の差はありませんでした。

まとめ

10代・20歳、20代の車両保険ありでは、通販型と代理店型の保険料には大きな差がなく、事故対応力が保険を選ぶ決め手になります。しかし、車両保険を付帯しない場合は、通販型の保険料が安く通販型の保険を選ぶメリットがあります。

30代は車両保険ありでも、通販型の保険料の安さが表れ始め、その中でもセゾン自動車火災は、20代に比べると他の損保より急激に保険料が安くなっています。

さらに、40代では車両保険ありでセゾン自動車火災が最も安くなり、保険料の安さでは定評のある三井ダイレクト損保を凌いでいます。セゾン自動車火災はこの年代以降も、車両保険ありで保険料が最も安く、車両保険の保険料を安く設定していることがわかります。

30代以降で車両保険付き補償を考えるなら、セゾン自動車火災は保険料が安くなる可能性があります。

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