日産新型「セレナ」試乗してみた

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新型「セレナ」はプロパイロットを搭載して登場

【セレナ】CM 「渋滞×矢沢(新型セレナ予告)」篇 30秒

日産の新型「セレナ」は、フルモデルチェンジされプロパイロット技術を搭載できるミニバンとして登場して来ました。

プロパイロット技術は、当初自動運転システムとの誤解を招きましたが、正式には同一車線自動運転技術で、ドライバーの運転支援システムに留まり、自動運転システムではありません。

プラットフォームは、旧型と同じものが使用されていますが、スタイリングは旧型のイメージを残しつつも、シャープなイメージへと変更されています。

グレードの構成は2WDがエアロ仕様の“ハイウェイスターG”、“ハイウェイスター”の2モデルで、ノーマル仕様は“G”、“X”、“S”の3モデルとなっています。

4WDでは“ハイウェイスター”、“G”、“X”の構成となっています。

「セレナ」旧型の26型と新型27型の比較をしてみます。

2WD旧型26新型27
セレナハイウェイスターセレナハイウェイスター
全長(mm)4685477046904770
全幅(mm)1695173516951740
全高(mm)1865186518651865
室内寸法長さ(mm)306030603170

サードシートスライド付(3240)

3170

サードシートスライド付(3240)

幅(mm)1480148015451545
高さ(mm)1380138014001400

全長、全幅、全高ほぼ等しくなっていますが、室内の長さ、幅、高さとも新型「セレナ」は拡大されています。

特に室内長は拡大幅が大きくなっています。

2WD旧型26新型27
エンジン最高出力 kW (PS)/rpm 108(147)/5600110(150)/6000
最大トルクN・m(kgf・m)/rpm210(21.4)/4400200(20.4)/4400
圧縮比11.212.5
モーター最高出力 kW (PS)1.8(2.4)1.9(2.6)
最大トルクN・m(kgf・m)53.6(5.5)48(4.9)
車両重量セレナ1610~16601630~1680
ハイウェイスター1630~16801650~1700
燃料消費率  km/Lセレナ13.8~16.015.0~17.2
ハイウェイスター13.8~16.016.6~17.2

型式は同じMM20DD型エンジンですが、新型「セレナ」は圧縮比を上げてエンジンの最高出力、最大トルクを若干ながらアップさせています。

モーターの最高出力もアップしていますが、最大トルクはダウンしています。

車両重量は新型になって増加していますが、燃費性能は改善させています。

弾丸フォルムの新型「セレナ」

フロントは大型のメッキガーニッシュを配置し、日産Vモーションデザインのフロントグリルです。

フロントから見るフォルムは、ボンネットとフロントウィンドガラスがスムーズに繋がって、弾丸の先端のように見えます。

旧型よりもボンネットからフロントウィンドへ立ち上がるシャープなラインが特徴です。

斜め前方の視界を良くするために、フロントクォーターガラス面積が広くデザインされています。

リアはフロントよりも前モデルのイメージが残るデザインです。

リアゲートのガラスハッチ部分が開く、デュアルバックドアは便利な機能ですが、ラゲッジフロア面まで深さがあるので、軽い荷物なら使える機能です。

ウェストラインはリアで跳ね上げられて変化をつけています。

ミニバンの基本を押さえて充実を図る「セレナ」

ダッシュボードはグライディングウィングデザインと言われる、翼の広がるイメージをモチーフとしてデザインされています。

メーターパネルは前方に配置されて、視線移動を少なくするデザインで、ステアリンの下端は水平にカットされて、脚部への干渉を少なくしています。

スピードメーターのデジタル表示は大型のもので、視認性は良くなっています。

シート地はジャガード織物/トリコットとなっています。

ダッシュボードにはソフトな素材が使用され質感を高めています。

センターから両端へ、スペースを広げるデザインが良く分かります。

2列目シートは左右前後のスライド機能を備えています。

超ロングスライドはグレード別で装備され、一部グレードではオプション設定です。

3列目シートは厚みを感じさせる作りで、スライド機能も備えています。(シートスライド機能は一部グレードではオプションです)

ラゲッジスペースの右側に、3列目シートのセンターヘッドレストが格納されています。

容量はこのクラスのミニバンとして、十分なスペースを確保しています。

3列めシートを最も前方へスライドさせると、ラゲッジスペースは拡大しますが、シートスライド機構が露出するために、使い勝手はそれほど良くありません。

ラゲッジルームはフロアボードを備えて2段式となっています。

3列目シートはサイド跳ね上げ式を採用しています。

シートの跳ね上げ位置が低く設定されているので、ウィンドガラスを塞ぐ部分が少なく、視界が確保されていて、室内の閉塞感がありません。

搭載されるMR20DD型エンジンは、排気量1.997L、最高出力150PS/6000rpm、最大トルク20.4kgf・m/4400rpmで、モーターの最高出力2.6PS、最大トルク4.9kgf・mのスペックとなっています。

JC08モード燃費性能は、16.6km/L(ハイウェイスターG)となっています。

装着されるタイヤサイズは195/60R16で、タイヤはブリジストン・エコピアが装着されています。

新型「セレナ」の魅力はスタイリングと装備の充実度

今回試乗となった新型「セレナ ハイウェイスター」に乗り込んでみます。

デジタル表示を採用した「セレナ」のメーターパネルは、やや高さを感じさせるデザインです。

シートの上下アジャスターを使い、ドライビングボジションを決めると、フロントガラスの下端が低くデザインされているために、妙に体が露出しているように感じられます。

高めのメーターパネルと低いウィンドガラスは、アンバランスな印象で始めは違和感が付き纏います。

下端が水平にされたステアリングは、通常のドライビングポジションでは、それ程の効果は感じられませんが、シートを高くステアリングを低くする女性ドライバーなら、扱い易いと思える形状です。

ドライビングすると、ステアリングは軽い操作感で、取り回しの良さを狙ったセッティングになっていて、従来ミニバンの性質を引き継いでいます。

ハイウェイスターのサスペンションは、ノーマル系と比較すると硬めなセッティングで、ロールを抑えていますが、路面の凹凸を良く拾う印象で、コツコツとした細かな振動が伝わって来ます。

省燃費タイヤの影響もあると思われますが、もう少ししなやかさが(柔らかさではありません)欲しい走りの印象です。

搭載されるMR20DD型エンジンは、通常の走りではスムーズで静かな走りですが、負荷が掛かると騒音が大きくなり室内にも伝わって来ますので、高回転域は使い辛い印象です。

スマートシンプルハイブリッドのシステムは、通常の始動用鉛バッテリーでアシストする機構ですので、アシストする領域は限られていて、燃費に貢献する割合も少ないシステムでが、ノーマルエンジンと比較すると、燃費性能は向上しています。

話題のプロパイロットシステムは、一般道路では試すことはできませんでしたが、作動システムはステアリングのプロパイロットスイッチを操作後、セットスイッチを操作する2ステップで操作が完了するシステムです。

新型「セレナ」のスタイリングは、シャープなものに生まれ変わりましたが、プラットフォームを旧型より引き継いでいるために、操縦性や乗り心地の改善はそれほど進んでいない印象です。

今回のモデルチェンジでは、未来の自動運転システムへと繋がる、同一車線自動運転技術プロパイロットを搭載するのが大きな課題だったのでしょう。

しかし、使い勝手を向上させる装備は装着されて、キーを持ち足先を車体の下に入れるとスライドドアの開閉ができる「ハンズフリーオートスライドドア」や、給油口のキャップを外さないで給油ができる「キャップレス給油口」などは非常に便利な装備です。

シャープなスタイリングと、プロパイロットや使い勝手を向上させる装備が魅力の新型「セレナ」は、ミニバンユーザーのニーズを盛り込んだ車となっています。

新型「セレナ」のメーカー希望小売価格は、

“S”2.435.400円~“ハイウェイスターG”3.011.040円(2WD)

“X”2.733.480円~“ハイウェイスター”2.965.680円(4WD)となっています。

新型「セレナ」のお得な限定車紹介しています。

https://kuruma-kau.net/nissan-serena/

「セレナ」の2016年度予防安全性能評価はこちらです。

日産「セレナ」2016年度予防安全性能最高評価 | tatumiの車探訪記
日産「セレナ」ハイウェイスターの2016年度予防安全性能評価が、独立行政法人自動車事故対策機構から公表されました。「セレナ」に搭載される被害軽減ブレーキは、実施される4つのテスト項目全てにおいて満点を獲得し、「ASV++」にランク付けされる2016年度テスト車両の中で最高評価となっています。

「セレナ e-POWER」の試乗記事はこちらです。

日産「セレナ e-POWER」試乗してみた
日産の「セレナ」に「 e-POWER」が搭載され登場しました。「セレナ e-POWER」は「ノート e-POWER」に次ぐ第2弾のモデルになります。「セレナ」に搭載される「e-POWER」システムは、「ノート e-POWER」のものを流用していますが、重量が重くなる「セレナ」に対して、モーターの出力やトルク、バッテリーとエンジン出力を上げ対応しています。強烈な印象を与えた「ノート e-POWER」に次ぐ、「e-POWER」シリーズの第2弾「セレナ e-POWER」試乗してみました。
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