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車には数多くの査定ポイント
査定士が車を査定する場合、どのように車を評価しているのか、見ている箇所は何を調べているのか気になりますよね。
査定士は、数多くの箇所を見て車の状態を把握していきます。その箇所の状態によって点数を付け、軽いマイナスなのか、深刻な大幅マイナスなのか判別していきます。
最も大事な見極めは、修復歴(事故歴)を見逃さないことです。
ここでは、査定士が見る重要と思われるポイントを紹介していきます。
書類と実車の照合
箇所 | 見るポイント | |
---|---|---|
車検証と車の照合 | 車両番号・車台番号 | 書類と実車が一致しているか |
最初の確認は、車検証と実際の車の車両番号、車体番号が一致しているか確認します。一致していない場合は、査定することはできません。又、車体番号が改ざんされている場合も査定はできません。
車のボディを確認する
場所 | 箇所 | 見るポイント |
---|---|---|
車の外観 | 車高・傾き | バランスがとれているか |
外装パネルの隙間 | 均一に揃っているか | |
塗装の状態 | 歪み・色むらなど | |
ナンバープレート | 歪みはないか | |
サイドシル | フレーム修正跡はないか・サビ・腐食はないか |
サイドシルに、規則正しいギザギザの跡(パターンは色々あります)がある場合は、大きな事故等で、フレーム修正機にかけられフレーム修正しています。このような場合は、修復歴車となりますので査定は大幅減点されます。
場所 | 箇所 | 見るポイント |
---|---|---|
ド ア | シーラー | 不自然な乱れはないか |
左右の色は同じか | ||
取付けボルト | 塗装の剥がれはないか |
場所 | 箇所 | 見るポイント |
---|---|---|
リアフェンダー | リアタイヤハウス内 | 左右で溶接跡が同じか |
溶接跡は確認できるか |
リアフェンダー外板だけの交換なら修復歴車扱いにはなりません。
場所 | 箇所 | 見るポイント |
---|---|---|
トランク | トランクフード固定ボルト | 塗装の剥がれはないか |
シーラー | 不自然な乱れはないか | |
左右の色は同じか | ||
トランクフロア | 修理の跡はないか |
トランクルーム内の、トランクフロアに損傷、修理跡があれば、修復歴車扱になります。
内装を確認する
場所 | 箇所 | 見るポイント |
---|---|---|
内 装 | 臭い | タバコ、ペット臭はないか |
シート・フロアマット・ドア内張り | シミ、汚れ、ヘタリ具合はどの程度か | |
操作系 | 操作不良はないか | |
電装系 | 作動不良はないか |
タバコ、ペット臭は、車を販売する場合に、敬遠される大きな要素になりますので、酷い場合は減点幅が大きくなります。
エンジンルームを確認する
場所 | 箇所 | 見るポイント |
---|---|---|
エンジンルーム | ボンネットフード取付けボルト | 塗装の剥がれはないか |
シーラー | 不自然な乱れはないか | |
左右の色は同じか | ||
ヘッドライト取付けボルト | キズはないか | |
ラジエーター取付けボルト | キズはないか | |
ラジエーターコアサポート | 修理、交換されてはいないか | |
サイドメンバー | 損傷・修理跡はないか | |
クロスメンバー | 損傷・修理跡はないか | |
インサイドパネル | 損傷・修理跡はないか | |
エンジン | 音は異常がないか | |
オイル漏れはないか | ||
ファンベルト | 亀裂はないか |
サイドメンバー、クロスメンバー、インサイドパネルに損傷や修理跡があれば、修復歴車扱いになります。ラジエーターコアサポートは、交換された場合は修復歴車扱いになりますが、修理の場合はなりません。