スズキ「スペーシアカスタムXSターボ」試乗してみた

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試乗記682×171

Sエネチャージとデュアルカメラブレーキサポートで燃費性能と安全性能を大幅アップ

スズキのスーパーハイトワゴン「スペーシア」は、それまで販売されていた「パレット」に変わるモデルとして、2013年3月に販売が開始されました。

「スペーシア」は、「パレット」よりも広い室内を作り出した上に、各部の徹底した軽量化を行い、燃費性能を向上させて大幅な進歩を遂げています。

2015年8月にマイナーチェンジにより、Sエネチャージ搭載となったカスタムシリーズトップグレードの、「スペーシアカスタムXSターボ」の性能を実感するべく試乗を行ってみました。

「スペーシアカスタムXSターボ」に搭載されるSエネチャージは、ワゴンRの15km/h~85km/h速度域で、最大6秒間アシストに対して、発進直後~100km/h速度域で最大30秒間のアシストと、作動範囲と作動時間を増加させています。

Sエネチャージと共に、注目されるオプション装備が、デュアルカメラブレーキサポートです。

「スペーシア」に装備される、デュアルカメラブレーキサポートは、予防安全性能試験で評価の高い、スバルのアイサイトと基本は同じシステムになっています。

今までの、レーダーブレーキサポートが、30km/hまでの対応に対して、デュアルカメラブレーキサポートは、約5km/h~約100km/hまでも対応してくれる、高性能なシステムになっています。

まずは、「スペーシアカスタムXSターボ」と「パレットSW-TS」の、カタログスペックを確認します。

全長(mm)全幅(mm)全高(mm)室内
長さ(mm)幅(mm)高さ(mm)
スペーシアカスタムXSターボ3.3951.4751.7352.2151.321.375
パレットSW-TS3.3951.4751.7352.0851.281.365

全長、全幅、全高同じですが、室内長さ、幅、高さ共に「スペーシアカスタムXSターボ」が上回っています。

ホイールベース(mm)トレッド最低地上高(mm)車両重量(kg)最少回転半径(m)
前(mm)後(mm)
スペーシアカスタムXSターボ2.4251.2951.2901559004.6
パレットSW-TS2.4001.2901.2801509604.5

ホイールベース、トレッド前後とも、「スペーシアカスタムXSターボ」が勝っており、最低地上高は、「パレットSW-TS」が低く、車両重量は「スペーシアカスタムXSターボ」が軽く、最小回転半径では「パレットSW-TS」が勝っています。

エンジン
最高出力【kw(ps)/rpm】最大トルク【N・m(kg)/rpm】圧縮比
スペーシアカスタムXSターボ【47(64)/6.000】【95(9.7)/3.000】9.1
パレットSW-TS【47(64)/6.000】【95(9.7)/3.000】8.9

「スペーシアカスタムXSターボ」が、高圧縮比ですが最高出力、最大トルクも同じで、発生回転数も同じとなっています。

モーターJC08燃料消費率(km/L)
最大出力【kw(ps)/rpm】最大トルク【N・m(kg)/rpm】
スペーシアカスタムXSターボ【1.6(2.2)/1.000】【40(4.1)/100】26.8
パレットSW-TS ∗18.8

Sエネチャージが装備される「スペーシアカスタムXSターボ」は、燃費で大きく「パレットSW-TS」を上回っています。

男性ユーザーを意識したカスタム系は男っぽさを強調

メッキガーニッシュを使用し、中央はスケルトンに作られたフロントグリルです。エアロ形状のバンパーとグリルには、LEDのイルミネーションが装備されます。

カスタム系らしくサイドアンダースポイラーを装備します。リアスライドドアの幅がやや狭く感じます。

ルーフエンドスポイラーにエアロ形状のリアバンパーを装備します。バックライトの形状が大型で特徴のあるリアビューです。

ダッシュボードはオーソドックスなデザインです。全方位モニター付メモリーナビゲーションはオプション装備です。

メーターパネルは、中央に大型のスピードメーターが配置され、配色はブルー基調の、何やら幻想的な怪しげな光を放ちます。革巻のステアリングにパドルシフトが装備されます。

助手席グローブボックスの上には、ティシュの箱を収納できるようになっていています。

シート表皮はファブリック張りで、運転席にはシートヒーターが標準で装備されます。ドアアームレストはピアノブラック調となっています。

リアウィンドにはサンシェードが装備されます。

リアシートは左右独立スライド式で、リアヒーターダクトが標準で装備されます。

シートを最もリア側に下げた状態のラゲッジスペースです。余裕は無く大きな荷物は積み込めません。

前方にリアシートを移動させると、レールスライドガイドの金具が露出し、使い勝手が良くありません。

リアシートを倒しラゲッジスペースを作り出します。リアシートがラゲッジフロアになる部分は、少し高くなりフルフラットの状態にはなりません。

リアシートを倒し、ラゲッジスペースを作り出した場合の、運転席、助手席の状態です。小柄な女性ならば大丈夫ですが、普通の体格の人ならば、ステアリング、ペダル類が近くなりドライビングポジションは、かなり無理な体勢になります。

R06A型水冷直列3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボエンジン。エンジンフード裏にインシュレーター(遮音材)が装着されています。

タイヤサイズは165/55R15です。タイヤは燃費指向のブリジストンエコピアが装着されています。

「スペーシアカスタムXSターボ」の走りと乗り心地は外観と違い紳士的

「スペーシアカスタムXSターボ」に乗り込んでみます。ポジションはスーパーハイト系ワゴンなので、椅子に座ったような状態になります。

シートリフター、チルトハンドルが装備されますので、ドライビングポジションは決め易くなっています。

では、公道に走り出してみます。Dレンジに入れ加速を開始します。「スペーシアカスタムXSターボ」は、車重を感じさせること無くスムーズに加速して行きます。

この辺りは、良く出来たCVTが貢献している面も大きく、ターボラグを感じさせない、大排気量エンジンを搭載しているような、トルクフルな車の走りを見せます。

走っている時のフィーリングは、車高の高さやボディの大きさから、スポーティなものではありませんが、しっかりとした感覚で、15インチタイヤとのバランスが良くとれています。

ステアリングの反応も、切った方向に素直に曲がり、ロールも抑えられている感覚です。

少し不満なのは、パドルシフトが独特の形をしており、ステアリング操作中では、シフト操作がやり辛い印象です。

乗り心地は、14インチタイヤを履く「スペーシア」より、段差の乗り越えや悪路での跳ねるような動きが少なく、良い乗り心地を提供しています。

「スペーシアカスタムXSターボ」は、軽スーパーハイトワゴンの中では、軽量なボディにSエネチャージを搭載し、燃費と走りの性能を両立させています。

さらに、オプションながら、デュアルカメラブレーキサポートが、装備出来るようになり、安全性の向上も図られています。

走行性能、燃費性能、安全性能を兼ね備えた「スペーシアカスタム」のグレード展開と、グレードにる装備品の違い及び、メーカー希望小売価格は以下のようになっています。

XSターボXSGSターボGS
ナノイー搭載フルオートエアコン標準装備標準装備設定なし設定なし
フルオートエアコン設定なし設定なし標準装備標準装備
全方位メモリーナビゲーションメーカーオプションメーカーオプション設定なし設定なし
6スピーカー標準装備標準装備設定なし設定なし
2スピーカー設定なし設定なし標準装備標準装備
後席右側ワンアクションパワースライドドア標準装備標準装備設定なし設定なし
クルーズコントロール標準装備設定なし標準装備設定なし
本革巻ステアリングホイール標準装備標準装備設定なし設定なし
ウレタンステアリングホイール設定なし設定なし標準装備設定なし
パドルシフト標準装備設定なし標準装備設定なし
フロントオーバーヘッドコンソール標準装備標準装備設定なし設定なし
メッキフロントガーニッシュ標準装備標準装備設定なし設定なし
LEDイルミネーション(フロントバンパー)標準装備標準装備設定なし設定なし
LEDイルミネーション(フロントグリル)ブルーブルーホワイトホワイト
メッキドアハンドル標準装備標準装備設定なし設定なし
カラードドアハンドル設定なし設定なし標準装備標準装備
プレミアムUV&IRカットガラス標準装備標準装備設定なし設定なし
アルミホイール15インチ15インチ14インチ14インチ
ラジアルタイヤ165/55R15165/55R15155/65R15155/65R15
メーカー希望小売価格2WD1.717.200円1.641.600円1.603.800円1.528.200円
4WD1.838.160円1.762.560円1.724.460円1.649.160円
デュアルカメラブレーキサポート装着車2WD1.792.800円1.717.200円1.679.400円1.603.800円
4WD1.9132.760円1.838.160円1.800.360円1.724.760円

縦列駐車などの、前後間隔がつかみにくい場所で、俯瞰の映像を映し出し視界を補う全方位モニター付メモリーナビゲーションは、XSターボとXSに127.440円高でオプションとして用意されます。

「スペーシア カスタム」お勧めグレードを考えたのはこちらの記事です。

https://kuruma-kau.net/suzuki-spacia/

スズキ「スペーシア」ダイハツ「タント」の比較記事はこちらです。

スズキ「スペーシアカスタム」ダイハツ「タントカスタム」比較してみた
キングと自称する「タントカスタム」。2015年12月迫力のフロントグリルとなり正にキングの風貌です。対する「スペーシアカスタム」は2015年8月にSエネチャージ搭載になり、デュアルカメラブレーキシステム、全方位メモリー付ナビゲーションが装備できる体制を整え別格を謳っています。この特長のある両車種を比較してみます
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