スズキ新型「スイフト」試乗してみた

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ターボ、HYBRIDモデルを追加して4代目「スイフト」登場

キビキビとした走りで人気を集めるコンパクトハッチバック、スズキ「スイフト」がフルモデルチェンジされ、4代目となるモデルが登場しました。

燃費計測不正問題で、投入が遅れると見られていましたが、大幅に遅れることなく発売され、スズキの販売店では胸をなでおろしています。

4代目の新型「スイフト」では、新世代のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用し、高い剛性を持たせるとともに軽量化も実現させています。

ボディ軽量化の取り組みは、サスペンションやエンジンなど車両各部で行われており、車両重量は旧型と比較すると、120kgも軽く仕上げられていています。

新型「スイフト」では、新たにハイブリッド(マイルドハイブリッド)モデルとターボモデルが追加され、グレードの展開は

  • RSt(ターボ)
  • HYBRID RS
  • RS
  • HYBRID ML
  • XL
  • XG

の6グレードでの構成となっています。

今回試乗したのは新たに追加された“HYBRID RS”です。

特長的な縦型灯火デザインを踏襲するエクステリア

旧型と比較するとワイド感が強調されるフロントデザインです。

“RS”グレードでは、専用バンパーとグリルに赤いラインが入れられ、スポーティなイメージを高めています。

縦型デザインを、旧型から継承したとされるヘッドランプは、マイルドなデザインになった印象を受けます。

リアのアウタードアハンドルを、ピラーガーニッシュ内に配置し、2ドア的な雰囲気に造り上げています。

リアウィンドは、リアへ向かって下がるルーフと上がるサイドウィンド下端のラインで、旧型同様に狭くデザインされスポーティな印象です。

フロントウィンドガラスの緩やかな傾きが、実用車的で使えるコンパクトハッチバックの、イメージを持たせます。

フロントと同様に、旧型から引き継いだ縦型リアコンビネーションランプは、こちらもマイルドになった印象を与えるデザインです。

“RS”では専用リアバンパー下に、フォグランプが設置されます。

バックドアは旧型と比べると、エッジが立ちキャラクターラインが走る形状になっています。

スポーティムード漂うドライバーズファーストのインパネデザイン

ナビやエアコンの操作系を運転席側に5度傾けて、ドライバーズファーストのデザインとしています。

メーター、空調のセンター送風口・操作系、ステアリングセンターバッドなど、丸い形をベースとしています。

メーターは丸形2眼タイプで、中央にマルチインフォメーションディスプレイが配置されます。

メーターの指針はモタースポーツタイプが採用され、高回転域と高いスピード領域が見易いデザインです。

ステアリングは下端がカットされたDシェイプ型を採用しています。

マニュアルモードを持つ6速ATトランスミッションは、パドルシフトを装備して素早いシフトチェンジに対応しています。

パーキングレバーが手動式なのは、スポーティなテイストの「スイフト」らしいところです。

シートはバケットタイプが装着され、スポーツ走行に対応しています。表皮はファブリックのシルバーステッチで“RS”専用仕様となっています。

リアシートは大人2人がなんとか乗れる広さです。外観から想像されるように、余裕はあまりありません。

深さは十分に感じられるラゲッジスペースですが、奥行きへの長さが不足気味です。

6:4分割のリアシートを倒すと、ラゲッジフロアとは高い段差が出来、使い勝手は良くありません。

マイルドハイブリッドを搭載する、K12C型1.2Lエンジンは最高出力91ps/6,000rpm、最大トルク12.0kg⋅m/4,400rpmの性能です。

燃料消費率はJC08モードで27.4km/Lと良好な数値を達成しています。

切削加工でブラック塗装の16インチホイールに、タイヤは185/55R16ブリジストンエコピアが装着されています。

欧州チューニングでコンパクトカーを超えた乗り心地の新型「スイフト」

新型「スイフト」のシートに収まってみます。

バケットタイプのシートは、サイドボルスターが旧型より高くされていますが、余裕を感じさせる座り心地で窮屈さはありません。

円形を多く用いたインパネ周りのデザインですが、サイドの空調吹き出し口は、角のあるものにされているため、やや統一感に欠ける印象です。

走り出してみると、マイルドハイブリッドシステムを積んだ“RS”は、発進加速加速で多少のギクシャクとした動きをみせます。

マイルドハイブリッドを搭載した車両で、今回のようなフィーリングは、初めてのことでしたので意外な感じです。

旧型より120kgも軽量化されている新型「スイフト」ですが、発進加速はそれほど鋭く感じられません。

燃費制御を優先しているのか、アクセルを浅く踏み込んだ場合の反応は、メリハリが無く今一つシャキッとしません。

“RS”グレードでは、欧州チューニングのショックアブソーバー、タイヤ、電動パワーステアリングコントロラーが採用されていますが、乗り心地はしっとりとした落ち着きがあり、軽量化による悪影響は感じられません。

省燃費タイヤが装着されていますが、路面の凹凸にも穏やかな反応で、直接的な振動が伝わり難く、コンパクトスポーツと思えぬ乗り心地で、欧州チューニングのメリットが感じられます。

欧州チューニングのステアリングは、直進安定性が重視されている模様で、センター付近の反応はややダルくされて、切り込んで行く途中から反応が強まって行きます。

「スイフト」の性格を考えれば、キビキビとステアリングに反応して動くイメージですので、この辺りはややギャップが感じられます。

操舵館も低速域では重さが感じられ、スピードが上がるに連れて馴染んで行く感覚ですが、近年の国産車のレベルから考えればそれでも重いと言えます。

この重いステアリングの操作感は、走行平均スピードが高い欧州では、直進性も良く扱い易いのではと思われますが、国内の都市部では重く感じられ、せめて低速域だけでも軽い操作感を与えて欲しかったところです。

さらにステアリングの下内側に、カラーリングされたプラスチック素材が使われており、この素材が非常に滑り易いために操作感を悪くしています。

新型「スイフト」は、コンパクトカーらしからぬ、しっとりした乗り心地で落ち着いた車に仕上がっていますが、反面、コンパクトカーらしいキビキビと動く反応を期待すると、面白味が少なくなったと感じられるかも知れません。

試乗した“HYBRID RS”のメーカー希望小売価格は1,691,280円(2WD)で、デュアルセンサーブレーキサポート、ハイビームアシストなどを装備した、セーフティパッケージ装着車は1,787,400円(2WD)となっています。

「スイフト」特別仕様車“XG”リミテッドのお得度を検証してみました。

スズキ「スイフト」XGリミテッドのお得度を考えてみる | tatumiの車試乗記
2018年RJCカーオブザイヤーを獲得したスズキ「スイフト」に、特別仕様車“XG”リミテッドが登場しました。“XG”リミテッドは、「スイフト」のベーシックグレードとなる“XG”をベースに装備を追加しています。外観ではクロームメッキが追加され、上級グレードと同じ顔付きとなった“XG”リミテッドの得度を考えてみます

「スイフト」の予防安全性能を考えてみました。

スズキ「スイフト」2017年度予防安全性能を考えてみる | tatumiの車試乗記
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