ダイハツ「タントカスタムXトップエディションSA-Ⅱ」試乗してみた

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軽スーパーハイトワゴンは「タント」から始まった

2003年11月に、初代の発売が開始されたダイハツ「タント」は、スーパーハイトワゴンの先駆者で草分け的存在です。

ハイトワゴンの「ムーヴ」より、さらに広い居住空間を追及し、使い勝手を突き詰めて行った結果が、背の高いスーパーハイトワゴンのスタイルに結実しました。

この「タント」の開発コンセプトは、子育てをする若いファミリー層を中心に支持を集め、ダイハツの主力車種の一つとして成長しています。

現行タントは3代目となり、スーパーハイトワゴンのパイオニアとして、追随する他社スーパーハイトワゴンと、凌ぎを削る競争を展開しています。

今回は、エアロパーツをまとい、精悍なスタイリングを採用する、ノンターボカスタム系ではトップモデルとなる、XトップエディションSA-Ⅱの試乗を行いました。

最大の魅力ミラクルオープンドアは魔法のドア?

メッキガーニッシュに、ブルーのLEDライトが装着されるフロントグリルは、バンパーが張り出し空力の効果を高めています。

「タント」の特長であるピラーレスのミラクルオープンドア。ピラーをドアに格納してしまう逆転の発想で、ボディよりピラーを取り去り、広い開口部を実現させています。

スクウェアな形が室内スペースの広さに貢献しています。

センターメーターレイアウトのダッシュボードのため、運転席前方の視界は良好です。ステアリングの素材はウレタン製で、チルト機能を備えています。

中央にスピードメーター、右にタコメーター、左に燃料計が配置されるメーターパネルです。やや遠くに感じますが、表示が大きくなっているので、見難さはありません。

シート表皮は、トップエディション専用の、ファブリック×ソフトレザー調シートです。シートリフターが装備されます。

リアシートは左右独立スライドで、細かなニーズに対応できるようになっています。

大きなウィンドガラスを持つ、スーパーハイトワゴンには、強い日差しを遮るサンシェードは嬉しい装備です。

リアシートを最も後側に下げた状態のラゲッジルームです。スペースに余裕は無く、小さな荷物なら積める程度の容量です。

リアシートを格納しラゲッジスペースを拡大した状態です。運転席側がやや高くなりますが、フロアはほぼフラットな状態になります。

リアシートを格納した状態での、運転席、助手席のシート位置です。窮屈にはなりますが、なんとかドライビングポジションはとれます。

KF型水冷直列3気筒12バルブDOHC横置エンジン。最高出力52ps/6.800rpm、最大トルク6.1kg・m/5.200rpmで、やや高回転型のエンジンです。ボンネットフード裏には、インシュレーター(遮音材)が装着されます。

タイヤサイズは155/65R14サイズで、タイヤは燃費指向のブリジストンエコピアが装着されています。

低いドライビングポジションと包み込むシートが好印象

運転席に乗り込んでみます。「タントカスタム」のドライビングポジションは、スーパーハイトワゴンとしては、低い位置に設定してあります。

加えてシートが包み込みような、ソファー感覚のシートになっていますので、スーパーハイトワゴンに良くある、椅子に座ったような運転姿勢では無く、「ムーヴ」に近い運転姿勢をとることができます。

この低めのポジションが合わなければ、シートリフターを装備しているので、高めのポジションに変更することも可能ですが、低いシート位置でも、ベルトラインが低く設定されているので、視界は充分に確保されています。

「タント」では、身長170cmのドライバーであれば、車体の周囲30cm圏内の身長1mの子どもが、直接目視できる視界を確保しています。

次に感じるの、ヘッドスペースの広がりです。シート位置を、低く設定している関係もありますが、ルーフが高く感じられ、特にフロントウィンド上端部分は、広がりを感じ頭上に開放感があります。

Dレンジに入れ走り出してみますが、立ち上がり加速は良くありません。ある程度のスピードに乗れば、それほどモタツキは無いのですが、立ち上がりの加速は遅く、アクセルを踏み込んでも反応が良くありません。

これは、燃費重視のエンジンセッティングがなされているためで、「ムーヴ」位の車重なら影響は少ないと言えますが、重量級の「タント」ではその影響が強く出てしまっています。

走行中に気になったのが、CVTの金属音とリアスライドドアの内装の音です。CVTは加速させるとキーンと言う音が車内に響き、リアスライドドアからは、コトコトと音が聞こえて来ます。

乗り心地は、段差乗り越えや、悪路での衝撃吸収が上手くいっていない印象です。路面からの振動が、直接シートにゴトンと伝わり、下からの突き上げ感があります。

走行性能は、背の高いスーパーハイトワゴンですが、過大にロールすることも無く、ボディの剛性感もしっかりとしており、不安なくドライビングすることができます。

立ち上がりの加速、CVTの音、リアスライドドアの内装音、段差乗り越えや悪路での乗り心地と、改善の余地はありますが、便利な使い方が出来るミラクルオープンドア、安全に繋がる良好な視界、乗用車感覚のドライビングポジションと、良い特性も多く持ち合わせていますので、立ち上り加速や内装の音に強い拘りが無ければ、選んでも間違いのない使える車だと言えます。

「タントカスタムXトップエディションSA-Ⅱ」のメーカー希望小売価格は、1.652.400円(2WD)1.776.600円(4WD)となっています。

主要な装備は

  • オート格納式カラードドアミラー(キーフリー連動)
  • スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)
  • UVカットガラス(リヤドア/リヤクォーター/バックドアウィンド)
  • IR&UVカットガラス(フロントウィンド)
  • LEDヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)
  • ヘッドランプ自動消灯システム
  • ドアミラーターンランプ
  • リヤアンダーミラー
  • ドライビングサポートパック
  • LEDフォグランプ
  • 衝突回避支援システムスマートアシストⅡ
  • VSC&TRC
  • ABS(EBD機能付)
  • ヒルホールドシステム
  • ワンタッチターンシグナル機能付方向指示スイッチ
  • リバース連動リアワイパー
  • 車速感応式間欠フロントワイパー
  • オートエアコン
  • オートライト
  • スーパークリーンエアフィルター
  • フロントスタビライーザー
  • リアスタビライザー(2WD)

などとなっています。

「タント カスタム」のお勧めグレードを考えたのはこちらの記事です。

ダイハツ「タント・カスタム」選ぶならこのグレードです | tatumiの車探訪記
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