トヨタ「アクア」試乗してみた

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試乗記682×171

「アクア」のスタイリング

2011年12月に発売され、2014年12月にマイナーチェンジを受け、常に販売台数の上位をキープする「アクア」ですが、その魅力を試乗で確かめてみたいと思います。

試乗した「アクア」のグレードはSタイプで、ボディカラーはフレッシュグリーンマイカメタリックです。

Sタイプは中間グレードの最も販売台数が多いと思われるモデルです。

車高は空力の影響を考慮して1,455mmと低く、前から見た印象は、エイなどの平べったい魚を思わせるデザインです。

ルーフはリアへ向かってなだらかに下がっており、このルーフラインからも空力を強く意識していることが伺えます。

フロントグリルはトヨタ車の、アイデンティティーを感じさせるデザインで、誰から見てもトヨタの車だと分かるような、統一したイメージを打ち出そうとしています。

後に発売された「シエンタ」のヘッドランプ周辺や、フロントバンパーに配置されたスモールライトの処理が、「アクア」のデザインに近くなっており近似性を感じさせます。

「アクア」のインテリア

試乗車Sグレードのインテリアは、ファブリック張りブルーブラックで、落ち着いた印象を与えるインテリアです。

リアシートのヘッドスペースは、外見から想像するように余裕があるとは言い難く、リアシートの座面を、窪ませる工夫でなんとか乗り切っているという感じです。

足元のレッグスペースも充分とは言い難く、長身の方が長時間のドライブに付き合うのは、少々キツイかも知れません。

メーターパネルはセンターに配置され、ドライバーの前方視界は良好ですが、メーターパネルの表示自体が小さく、やや確認し辛い印象を受けます。

表示を大きくするとメーターパネルも大きくなり、パネルの上端が高い位置となるため、前方視界を悪化させることを、避ける狙いがあったと思われます。

ラゲッジスペースはハイブリッド車としては容量を確保してあり、ガソリン車に近いレベルに達しています。

リアーシトの背もたれは、6:4分割で倒れるようになっていて、リアシートに1人または、2人乗った場合にでも背もたれを倒すと、少し長めの荷物が積み込めるようになっています。

リアシートの背もたれを全て倒し、てラゲッジスペースを最大に作り出した場合フロアは、フラットになる仕様ではありません。

リアシート背もたれ部分は、ラゲッジフロアより一段高い形状になり、荷物を載せるにはやや使い辛い面があるかも知れません。

Sグレードのステアリング素材は、ウレタンとなっており革巻きと比べると、質感、操作性は落ちます。(ステアリングスイッチは、オプション設定です)

トランスミッションシフトは、ジグザグゲート式になっており、電子制御のシフトではありませが、ハイブリット車が初めてのユーザーは、こちらのシフトが馴染みやすいかも知れません。

ステアリングのアシスト機能は、チルトに加えてテレスコピック機能も備えており、シートのチルト機能と合わせて、きめ細かくユーザーのドライビングポジションに、対応できるようになっています。

タイヤサイズは175/65R15で、スチールホイールに樹脂カバーが装着されます。試乗車のタイヤ銘柄は、ブリジストンエコピアが履かされています。

「アクア」の操縦性と乗り心地

「アクア」に乗り込みスタートボタンを押します。

「アクア」の始動時はアイドリングチェックのため、バッテリーがフル充電の状態でも、エンジンが始動します。

「アクア」のエンジン音はやや賑やかで、ゴロゴロとした音と振動が室内にも伝わってきます。

この感じは悪く言うと一昔前の車の音と言う感じです。

「アクア」の外観から想像していたエンジン音とは違い意外な感じでした。

バッテリーが充電されていれば始動後、エンジン走行からモーター走行に切り替わりますが、モーター走行の場合はさすがに、静かな車に変身しハイブリッド車を実感させられます。

「アクア」で走りだして感じるのは、誰が乗っても扱い易い車に、仕上がっていると思えるところです。

若い人が乗ってもそれなりに楽しめるし、女性や年配の方が乗っても、安心して運転できる操縦性にセッティングされています。

ステアリングの操作感覚も自然で、特に尖った反応をするようなところはありません。

乗り心地も発売当初は評判が良くありませんでしたが、マイナーチェンジで改良され、このクラスとしては良い乗り心地を提供しています。

モーターとエンジンの連携もスムーズで、ギクシャクすることもありませんし、回生ブレーキの反応も、普通のブレーキシステムを備えた車と比べても違和感はありません。

走行燃費も良く、扱い易い車に仕上がっている「アクア」は、車(機械)としては良くまとまっているのですが、これと言って走りに特長がないのです。

ステアリングを切ると普通に曲がるし、アクセルを踏み込むとエンジンも力強く加速するけど、官能的ではないのです。

車を運転している喜びと言うか、楽しみがあまり伝わって来ない車なのです。

車を操縦することに重きを置くユーザーには、少し物足りない仕上がりと思えますが、車を道具として捉えるユーザーや、女性、年配の方にはオススメ出来る車です。

人に優しい車とは言えないまでも、扱い易い車であることは間違いありません。

車(移動の道具)としての優秀さは、販売実績が示しており、購入しても間違いの無い車と言えます。

「アクア」のお勧めグレードを考えたのはこちらの記事です。

特別仕様車 特「アクア」のお得度を検証してみた | tatumiの車探訪記
発売以来、常に販売台数上位をキープするコンパクトハイブリッド「アクア」に特別仕様車が追加されています。特別仕様車は2グレード設定されていて、S“Style Black”は特「アクア」とも言われています。特「アクア」を含めた特別仕様車のお得度を検証してみたいと思います。

トヨタ「アクア」ホンダ「フィット ハイブリッド」の比較試乗記事はこちらです。

ホンダ「フィットハイブリッド」トヨタ「アクア」比較してみた
「フィットハイブリッド」と「アクア」は、コンパクトカーにハイブリッドシステムを搭載し、取り回しの良いサイズと燃費性能を両立させています。コンパクトハイブリッドとして人気を誇る「フィット」と「アクア」の、走りの質や操縦性は大いに気になる所です。今回は乗り心地も含めて、両車種の違いを探ってみたいと思います。

トヨタ「アクア」ホンダ「フィット ハイブリッド」の装備と価格を比較したのはこちらの記事です。

ホンダ「フィットハイブリッド」・トヨタ「アクア」装備と価格を比較してみた
コンパクトなボディにハイブリッドを搭載する、「フィットハイブリッド」と「アクア」の二つのグレードを選び、装備と価格を比較してみます。販売台数では「アクア」が「フィット」を上回っていますが、装備と価格のバランスは、どちらが良いパフォーマンスをみせているのでしょうか。
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