トヨタ「カローラ フィールダー」(2017/10MC)試乗してみた

ネームバリューは薄くなったが根強い人気を誇る「カローラ」

トヨタの大衆車として長年親しまれて来ている「カローラ」が、2017年10月に2度目となるマイナーチェンジを実施しました。

マイナーチェンジされた現行11代目モデルが登場したのは、2012年6月で1度目のマイナーチェンジは2015年3月に行われました。

「カローラ」はトヨタのベーシックなポジションを受け持つ車ですが、近年はコンパクトハッチバックの「アクア」「ヴィッツ」「パッソ」などがその役割を担うようになり、「カローラ」はやや影が薄い存在となっています。

しかし「カローラ」は根強い人気に支えられており、5ナンバーサイズの「アクシオ」はセダンタイプを好む保守的なユーザーには貴重な車となっており、同様に「フィールダー」も5ナンバーのステーションワゴンとして、扱い易いサイズが底堅い人気を持っています。

今回のマイナーチェンジでは予防安全性能が強化され、車の発進時や後退時に透明なガラスにも反応し、踏み間違いによる被害を軽減する、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)が装備可能となり、衝突回避支援パッケージの Toyota Safety Sense C が全グレードに標準装備となりました。

2度目のマイナーチェンジを実施した「カローラ」の、試乗車となったのはステーションワゴン「カローラ フィールダー」で、グレードはエアロ仕様の HYBRID G “W×B” です。

フロントデザインをより華やかでスポーティなイメージに変更

フロントのロアグリルがドット調からメッシュデザインとなり、LEDフォグランプベゼルとロアバンパーがメッキ加飾になっています。

直線的なベルトラインは個性を主張せず、シンプルナな面構成は馴染み易い印象を与えるサイドビューになっています。

シルバーのルーフモールでアクセントをつけて、RV的な雰囲気を出しています。

リアデザインに変更は無くディフューザー形状のロアバンパーが備わります。

1NZ-FXE型エンジン+1LM型モーターのハイブリッドシステムは、エンジン、モーター、インバーターが改良され、34.4km/Lの燃費性能を発揮させています。

オプションとなるブラック塗装のアルミホイールは185/55R16サイズで、タイヤはミシュランエナジーセーブが装着されています。

“W×B”のインテリアはオールブラックで精悍な仕上がり

“W×B” グレードはピラー、天井、ドアトリムをブラックで統一し、精悍でシャープなインテリアとしています。

メーターパネルは左にタコメーター、中央にスピードメーターが配置され、マルチインフォメーションディスプレイは、スピードメーターに割り込むような形となっています。

ファブリック&合皮にホワイトステッチが入るスポーツシートは、中央部分にストライプが入りアクセントをつけています。

リアシートのヘッドスペースと膝周りの余裕はそれ程ありませんが、不満が出るようなレベルではありません。

ラゲッジスペースはタイヤハウスの出っ張りが大きく、深さが無い作りとなっているので、ステーションワゴンしては、容量は小さくなっています。

ラゲッジフロアの下は仕切りのある物入れスペースがあり、ラゲッジフロアも2分割で開閉出来る仕様となっていて、使い勝手は工夫されているのですが、深さが無いので入れられるものは限られそうです。

ラゲッジスペースを拡大させると、リアシート部分が多少高くなりますが、フロアはフラットに近い状態になります。

ラゲッジの側面にはワンタッチでリアシートを倒せるレバーと、荷物を掛けられる格納式フックが備わり使い勝手を向上させています。

車の扱い易さを追求した「カローラ」

2度目のマイナーチェンジを終えた「カローラ フィールダー」と対面します。

セシュアルレッドマイカの“W×B”専用色となるカラーは、小豆色に近い落ち着いた雰囲気を感じさせる仕上がりです。

トヨタのアンダープライオリティに基づくキーンルックのフロントは、メッキ加飾が施され華やでスポーティなデザインとなり、押し出しの強い顔付きは、「アクシオ」ほどボディとの違和感を感じさせません。

乗り込んだ“W×B”のシートは、レザー調の合皮部分がツルツルとして滑り易く感じられますが、フロントのスポーツシートはサイドサポートが効き、ホールド性に優れたシートとなっています。

インパネはオーソドックスに仕上げられ、ハイブリッド車ですがタコメーターが備わり、空調の操作系を含むスイッチも分かり易くデザインされ、乗った直ぐにでも迷うことの少ない配置です。

シートを合わせドライビングポジションをとると、インパネも気にならない高さで見切りの良い視界が広がります。

トランスミッションのセレクトレバーを、Dポジションに入れスタートさせると、モーターの力でスルスルと動き出すトヨタハイブリッド共通のスムーズな発進です。

アクセルを踏み込み加速するとエンジンが始動しますが、ノイズは高まらず遮音は同じハイブリッドシステムを積む「アクア」よりも静かさを感じられる室内です。

ステアリングはおっとりとした、過敏なところがないマイルドな味付けで、慣れやすいと思われますが「フィールダー」のイメージからすると、もう少し早く反応する応答性も欲しいところです。

乗り心地は重くなるハイブリッド車のため、しっとりとした落ち着きのある揺れ方なのですが、55扁平タイヤのコツコツ感が常に伝わる足回りでややミスマッチに感じられます。

「カローラ 」は5ナンバーサイズでボンネットも視界に入り、乗って改めて取り回しやドライブのし易さを感じさせる車です。

長く乗り継いで来たユーザーや、他の車から乗り換えたユーザーでも、直ぐに馴染めるオーソドックスでオールマイティに仕上げられています。

車としての楽しさは薄いのですが、車の汎用性は深く追求されていてそれが「カローラ」の魅力であり強みでもあると思えます。

試乗した「カローラ フィールダー」HYBRID G “W×B” のメーカー希望小売価格は2,536,920円です。

「カローラ フィールダー」の見積り交渉してみました。

https://kuruma-kau.net/toyota-corolla-mitumori/
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