トヨタ新型「パッソ」試乗してみた

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3代目「パッソ」は室内空間を拡大させて登場

フルモデルチェンジされ2016年4月より発売された新型「パッソ」は、初代より数えると3代目となるモデルです。

2代目「パッソ」まではダイハツとトヨタの共同開発とされ、トヨタがダイハツに生産を委託するかたちとなっていましたが、3代目「パッソ」からはダイハツがトヨタにOEM供給する、名実ともにダイハツ製造開発の車となっています。

3代目となるM700A型「パッソ」は、旧型XC30型と比較して全幅は1.655mmと同じとなっていますが、ホイールベースを2.440mmから2.490mmへ50mm伸ばし、室内長を1.830mmから1.975mmに拡大させています。

全高は1.535mmから1.525mmと旧型より低くなったため、安定感のあるスタイリングとなっていますが、それにともない室内高も1.270mmと旧型と比較して10mm低くなり、天井がやや近くなった印象です。

新型「パッソ」のシリーズ展開は、「X」シリーズと「MODA」シリーズに分かれています。

「X」シリーズは標準仕様というべきモデルで、ベーシックなXに始まり、X“S”、X“Lpackage”、X“Lpackage・S”、最上位のX“Gpackage”と5グレードを揃えています。

「MODA」シリーズはBi-Beam LEDヘッドランプが標準で装備され、インテリアはマゼンダの加飾を施されるなど、女性ユーザーを意識した仕様となっていて、ベーシックなMODA、MODA“S”、最上位のMODA“Gpackage”と3グレードの展開で、両シリーズともに全てのグレードで2WDと4WDが選べる設定です。

今回の試乗車となったのは、「MODA」シリーズの中間グレードMODA“S”2WDです。

MODA“S”の外観はタイヤホイールがスチール製で樹脂キャップが装着され、フロントフォグランプがオプション装備となります。

「MODA」のフロントデザインはワイドな「キャスト」?

「MODA」シリーズのフロントグリルは、サテン調のメッキにブラック塗装がされ、ワイドなダイハツ「キャスト」とも思えるデザインを採用しています。

ヘッドライトはBi-Beam LEDヘッドランプで、リング状に点灯するクリアランスランプが特徴になっています。

フロント、センターピラーがブラックアウトされていますが、これはオプションでルーフがブラックとなる2トーンカラー仕様のためとも思えます。

フロントフェンダーは樹脂製で軽量化が図られており、ドアミラーはサイドターン内蔵の電動オート格納式が標準で装備されます。

リアコンビネーションランプは、クリアタイプのレンズカバーが使用され質感を高めています。

テールゲートドアもフロントフェンダー同様、樹脂製となって軽量化に貢献しています。

「MODA」はマゼンダが雰囲気を作り出すインテリア

オーディオクラスターとサイド空調吹き出し口を囲むリングに、マゼンダ色を配置してアクセントをつけています。

ステアリングはウレタン素材となっていますが、タコメーターは標準で装備されます。

ダークグレーのスエード調トリコットシートは、ベンチタイプとなっています。

リアシートの膝周りは旧型と比較して、余裕が感じられ足元のスペースも不満はありません。

法令の改正により中央の乗員席にも3点式シートベルトが用意されます。

尚、リアシートのスライドはできません。

ラゲッジスペースはやや狭く感じられます。

リアシートを倒してラゲッジスペースを拡大してみます。フラットにすることはできない仕様となっています。

1KR-FE型直列3気筒DOHCエンジン。総排気量0.996L、最高出力69PS/6.000rpm、最大トルク9.4kgf・m/4.400rpmのスペックとなっています。

JC08モード燃費28.0km/Lは、2WDのガソリンエンジントップクラスの燃費です。

タイヤサイズは165/65R14で全グレード同じサイズとなっています。試乗車のタイヤはダンロップエナセーブが装着されています。

軽じゃないK「パッソ」は操作感の軽さを追及

MODAに乗り込むと印象的なマゼンダが目に入ります。

ダッシュボードとシートに配色されたデザインは、いかにも女性ユーザーを意識した仕様で、男性がステアリングを握るには躊躇させる色使いです。

シートに着座しての視界は、ややメータークラスター上端が気になりますが、助手席に向けて水平基調のデザインとなっていますので圧迫感は感じられません。

ドライビングボジションを決める際に気になったのがシート座面の短さです。

長い時間ドライブすると疲れやすくなるのではと、やや心配になります。

シート座面の短さを気にしつつも、新型「パッソ」をドライブすると、操作系が軽くセッティングされていることが分かります。

ステアリングを回す操作や、オートマチックのシフトポジションを変える操作が、軽い力で行えます。

軽自動車でも近年、操作感は軽い方向に向っていると思われますが、新型「パッソ」は軽自動車の操作感と同レベルか、それ以上の軽さで操作を行える感覚です。

このセッティングは女性ユーザーを意識したものと思われますが、キャッチコピーで「軽じゃないK」とする所以は、軽自動車並みの操作感で扱えるところなのでしょう。

女性ユーザーを意識している「パッソ」ですが、走行フィリーングはしっかりとしています。

試乗コースは平坦な道路が多かったのですが、2名の乗車では1Lエンジンは力不足を感じさせることは無く、緩い登り坂でもスイスイと登って行きます。

サスペンションのセッティングも、過大に揺れる事が無くシャキッとした印象で、乗り心地と操縦性のバランスは良くとれていると思えます。

2WDはスタイビライザーがフロント、リアともに装着され、小気味よい操縦性に貢献していることがうかがえます。

「パッソ」の室内は、このクラスとしは静かな作りとなっていますが、特にアイドリングストップ時の静かさは、何時アイドリングストップしたか分からない程の、上品な止まり方をします。

しかし始動時はガサツな音がして、エンジンが動き出すところは少々残念です。

ダイハツらしさが感じられる「パッソ」

ダイハツが作ったトヨタ車「パッソ」は、ダイハツらしく手堅くまとめられていると思えます。

全長(MODAは旧型より10mm長い)、全幅とも旧型と同じサイズとしながらも、ホイールベースを延長し室内の快適性と操縦安定性を向上させています。

乗り心地もトヨタの車とは違うダイハツの車の特徴を持っており、揺れを抑えたフラットな感覚を伝えて来る足回りです。

フルモデルチェンジされ進化した「パッソ」は、旧型からのコンセプトを上手く引き継ぎ、魅力を増した車に仕上がっています。

今回試乗した「パッソMODA“S”2WD」は、Bi-Beam LEDヘッドランプ、衝突回避支援システム・スマートアシストⅡ、プッシュ式オートエアコンなどが標準で装備され、メーカー希望小売価格1.495.800円となっています。

幅広いユーザーに対応する「パッソ」Xシリーズ

試乗はできませんでしたが、ショールームにはXシリーズの“Lpackage・S”が展示してありました。

Xシリーズは男性ユーザーでも気後れなく乗れる仕様となっています。

ヘッドランプが角張ったデザインとされ、フロントグリルも力強さを感じさせます。

丸さを感じさせる「MODA」に対してXシリーズは角張った印象を持たせます。

ドアミラーにサイドターンランプは内蔵されず、フロントフェンダーに設置されます。

「MODA」に比べると大人しく感じられるダッシュボードカラーデザインです。

タコメーターの装備はないメーターパネルになっています。

ステアリングはウレタン素材が採用されています。

チルトステアリング、シート上下アジャスターは標準装備されます。

クレージュと呼ばれるシートカラーは明るい雰囲気を作り出していますが、汚れが目立つのではと感じられます。

リアシートバックレストは6:4分割可倒となっています。

「パッソ」の兄弟車種ダイハツ「ブーン」に「ミニクーパー」のような特別仕様車登場です。

ダイハツ「ブーン」にSPORZA Limited Package 登場 | tatumiの車探訪記
ダイハツ「ブーン」に「ミニクーパー」を思わせるような、スポルザリミテッドパッケージが設定されています。設定されるのは「ブーン」の上級モデル「シルク」になりますが、現在使用中でも「シルク」モデルであれば、装着可能となっていますので、現オーナーにも嬉しい設定です。「シルク」から「ミニクーパー」へと手軽に変身です。
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