自動車の自動運転を考えてみる

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自動車の自動運転技術はGoogleが先行するも、国産自動車メーカーも追随

Googleが、自動車の自動運転技術実用化に向けて開発の発表以来、国産メーカーでも凌ぎを削って開発競争が行われています。日本政府も、自動運転に向けての環境整備に向けて、ガイドラインを作成し積極的に後押ししています。

(出典:内閣府SIP「自動走行システム」研究開発計画page4一部省略)

これは、携帯電話の分野で国際的には大きく出遅れ、優れた部品を製造できる技術があるにも関わらず、ソフトウェアの開発で後手に回り、Appleの下請けと化してる国内メーカーの現状に、今後、Googleの自動運転車が実用化されると、自動車の分野でも開発に遅れをとり、国内自動車メーカーが、Googleの下請け化しないように、競争力を確保する狙いがあります。

日産自動車は、2020年までに段階を踏んで、自動運転のシステムを搭載した車を、実用化すると発表しました。このように、段階を踏んで自動運転の実用化に向けてのプロセスを発表した、国内最初の自動車メーカーとなりました。

日産のプロセスは、2016年度末までに、高速道路において、同じレーンを走行中の渋滞に対応できるシステムを実用化させる。同時に、ハンドル操作だけでなく、アクセルの操作も必要のない、自動駐車システムも搭載する。

次に、2018年度には、高速道路での、複数レーンの走行や分岐にも対応した、完全な自動運転システムを完成させる。

2020年には、一般道路での走行や交差点にも対応できるシステムを搭載する。

このような流れで、自動運転の技術を確立しようとしています。

日産は、早くから車がドライバーをサポートする技術を開発するのに熱心な企業でした。

1985年にスカイラインに、量産の市販車として世界初搭載された、ハイキャスと呼ばれる後輪を操作して、コーナリング時の安定性を高めようとした技術を投入しました。

ハイキャスシステムを搭載したスカイラインは、コーナリング中に、勝手に車が向きを変えると、腕に覚えのある評論家の間では不評で「日産が、最終的に目指しているのは、ドラーバーをも必要としない車を作ること」と散々な評価でしが、その後、当時のドラーバー支援技術の集大成とも言える、アテーサシステムを開発していきます。

基本的な駆動は、後輪を駆動するシシテムとしながら、後輪が空転するような状況になると、前輪にパワーを伝え4輪駆動となり、エンジンパワーを余すことなく路面に伝え、車の安定性を高め、ドライバーの負担を減らそうとしました。

その、アテーサシステムは、スカイラインGT-Rなどに搭載され高い評価を得ました。

今日、ドライバーが必要ない、自動運転の技術が必要とされる時代となり、当時の、日産技術陣の考えは、間違っていなかったことになります。

自動運転車がもたらす未来

さて、話を現代の自動運転車に戻します。

Googleが開発している車は、ハンドルやペダル類もない、自動で車が目的の場所まで移動して、ドライバー(乗員)は運転に全く関与しない車です。

国産メーカーが、現在、開発を進めているのは、自動運転は出来るものの、ハンドルやベダル類は装備して、ドライバーが介在する部分を残した車です。将来的には、ハンドルやペダル類がない車が、登場するのではないかと思われます。

将来的には、全く乗員が運転に関与しない車と、従来型の乗員が運転を楽しめる車の、二極化が進むと思われます。

現在でも、大きく社会問題となっている、高齢者の高速道路での逆走や、歩道の走行、ペダルの踏み間違いによる事故等の問題も、自動運転車ならそのリスクを大幅に軽減することができます。

地方に住み公共交通機関がなく、生活の足としての自動車のニーズは必要不可欠であり、今後、益々大きくなっていくでしょう。そのような方々への、自動運転車の提供は大きな可能性が期待できます。

しかし、自動運転の車が、どのように進化しようとも、自分で車を運転したいと言う欲求は、無くならないと思います。このような、ユーザーに向けた車の提供は、自動運転が普及しても続けられていくでしょう。

さてここで、疑問に思うのが、自動運転車が事故を起こした場合や運転免許の必要性です。

車を動かしているのは、システムであり、乗員(ドライバー)ではないのですから、事故の責任の所在は難しくなります。今の法律は、自動運転の車の登場は全く想定されておらず、今後、環境整備と伴に検討されていく模様です。現時点では、ジュネーブ条約の条項により、ドライバー(乗員)に事故責任があるとの解釈がされています。

自動車運転免許書の必要性も、全く乗員が運転に関与しない車であれば、必要ないのではないかと言う意見も数多くあり、今後、検討されていくでしょう。

運転免許書が必要ないとなれば、さらに自動運転車の可能性は大きく広がり、多くの人達が利用しその利便性を享受されることになります。

自宅から利用できる、公共交通機関か又は、自宅に常に待機しているタクシー、と言う位置づけの車になるのではないかと思われます。

最後に、良いことばかりの自動運転車ですが、これが完全に実用できる状態になれば、運転手は必要ありません。

つまり、運転手が必要ないロボタクシーの登場です。

これは、職業としての運転手が必要なくなることを意味しています。

ロボタクシーは、人件費の必要が無いために、タクシー料金は現在の3割程度で運用できるとの試算もあります。

このように、職業構造にまで、大きな変化をもたらす可能性がある、自動車の自動運転の実用化は、もう目前に迫っています。

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